「とと姉ちゃん」第55回~「お仕着せ」の意味と「押しつけがましい」常子の巻 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「とと姉ちゃん」 第55回
第10週 「常子、プロポーズされる
「お仕着せ」の意味と「押しつけがましい」常子の巻


多田) (お弁当が)日の丸じゃないんですか?
諸橋) 時代がどうあれ、私はこうしたいの。
    パーマネントだってやめたくないわ。
多田) でも、周りがいろいろ言いません?
    「ぜいたくはやめましょう」って。
諸橋) 言わせておけばいいの。私たちは世の
    女性憧れの職業婦人なのよ。私はこれ
    からもたくさん稼いで、思う存分おしゃれ
    をして、恋だって山ほどするつもり。じゃ
    なきゃ何のために働いてるのか分から
    ないじゃない。ねえ? 早乙女さん。
早乙女) 働く理由は人それぞれでは?
諸橋) …ですよね。あなたたちは?
多田) 私は5人の弟たちを
    食べさせなきゃいけないので。
常子) 私も同じです。
    家族を支えるためにこの仕事を。
諸橋) それでよくそんな頑張れるわね。
    嫌にならないの?
常子) なりませんよ。
    だってそれが、私の役目ですから。


**********

星野) 常子さんは、なぜそんなに家訓を
    大切にされているんです?
常子) なぜ? あ~そう改めて聞かれると…。
    亡くなった父が、大切にしていたもので
    したし。約束したので。
星野) 約束?
常子) はい。妹たちを守る、と。それで私も、
    父が私たちにしてくれたようにしなきゃ
    って。だから、自然と家訓は必ず守る
    べきものなんだと。
星野) 常子さんにとって、お父様の存在は
    とても大きいんですね。素敵な方だっ
    たんだろうなあ…。
常子) 何だか少し、星野さんに似ている気が
    します。名前が同じってだけじゃなくて、
    こう、眼鏡の感じとか、優しい口調も。
    だからなのかな。星野さんが身近に感
    じるのは。
星野) え…。
常子) あ…アハハ…。
星野) ハハハ…。
常子) フフッ…。


**********

滝子) お仕着せは、毎年女中総出で縫ってい
    るんだけど、国家総動員法のおかげで、
    人手が足りなくてねえ。年の瀬も迫って
    るっていうのに…。
美子) これを小僧さんたちの人数分…。
隈井) ええ。小僧たちにとっちゃ喜ばしい事
    でしてねえ。盆暮の里帰りは何よりの
    楽しみですから。
美子) あれ? この布地…。
滝子) ああ、私の着物だよ。本当は、いい
    ものを買って、着せてあげられれば
    いいんだけれど。今は布地も簡単に
    手に入らないだろ。
清) 下手な布地で、やる訳にはいかないか
   らね。お仕着せの出来不出来は、店の
   沽券に関わるし。きちんといい身なりで
   里に帰してやって、うちがいい奉公先だ
   と、親御さん安心させないと。
美子) へえ~。

**********

今回より通常の記事同様、残したいセリフだけ
を書くことにしました。「てるてる家族」のほうを
全書きしたいので(「てるてる家族」は諸事情に
より、今後もブルーレイ、DVD化する事がない
と思われるため、せめて、セリフを残しておきた
い♪)。心が動けば書くし、動かなければ書か
ない。まあ、さすがに手が拒否するというか…。
なので、感想のみという日もあるかも~。再び
全書きしたくなるようなドラマになってほしいも
のですが…。つまらないだけならいいけれど、
精神衛生によくないドラマの言霊に病みたくは
ないので…。自分に正直に…生きたいなあと。

さ~て、今回出て来た「お仕着せ」の意味は…

お仕着せは、主人から奉公人へ与える着物の
を言い、その季節毎に衣服が与えられた事
から
「四季施」という字も当てられているが、
通は盆と暮れの二回で、現代のボーナスに近
意味があった。やがて、時候に合わせて着
物が
与えられていた為、お仕着せは型どおり
物事が進められる意味となり、決まりごとの
意味
でも使われるようになった。意味の変化に
合わせ、お仕着せを「押し着せ」と
感じられたの
か、昭和中頃から「一方的に押し付け
られる」
という意味に変化した。
(「語源由来辞典」より)

「お仕着せがましい」という言葉が浮かぶけど、
なるほど「お仕着せ」は本来、好意だったのね。
豊かな時代になると、そのお仕着せが煩わし
く感じてきたと…。そう思えてくる気持ちも分か
るし。でもまあ、今日は「お仕着せ」という言葉
の意味を知る事ができただけマシな回かも~。


「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


相変わらず、押しつけがましさ120%の常子嬢。
ウザいウザい。懲りずにお汁粉デートは続け
ているし。相変わらず何のときめきも萌えもな
い逢引きシーンにも飽き飽き。この先一体どう
やって盛り上げるつもりなのか、いや、まさか
今でも盛り上がってるつもりなのか、かなり謎。

今週(第10週)は、ヒロインお気に入りの週とい
う事なので、嫌な予感しかしないけど、どこらへ
んがお気に入りなのか、予想しながら観るのも
一興。脚本家とヒロインの感性が分かるかも?

今までも、登場人物の感性が平成だとは思っ
てきたけれど…お弁当談義で諸橋さんが「…
ですよね」と言った瞬間「ゆとりかよ!」とツッ
コんでしまった。まさかそこも狙ってるつもり?
とりあえず、すき焼き事件、乳繰り事件を更に
上回る事故回が来ないことを切に祈るのみ…。


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