「とと姉ちゃん」第39回~需要と供給・・・常子、商売を始めるつもりの巻 | 日々のダダ漏れ

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「とと姉ちゃん」 第39回
第7週 「常子、ビジネスに挑戦する
需要と供給・・・常子、商売を始めるつもりの巻


長谷川) でもね、でもね、
     俺は、もう阿部定と…。
根本) 言わせねえよ、そいつは!
田畑) じゃあよ、じゃあよ、
    俺が、阿部定の…。

(笑い声)
常子) 叔父さん! 何してるんですか?
鉄郎) お~常子嬢のお帰りだ。
一同) お帰り、お帰り!
宗吉) おい、こいつよ、
    お前の叔父なんだってな!
長谷川) 酒持ってくるやつに
     悪いやつはいねえ。
宗吉) そりゃそうだ。
鉄郎) 土産って大事だねえ~。
常子) 酒臭っ。
星野) どうも、常子さん。
常子) 星野さんも飲んでるんですか?
星野) ええ。お酒苦手って言ったんですけど、
    飲まされちゃって。
常子) え~!
宗吉) おいおい、おいおい!
鉄郎) 平気平気!
    寝かしときゃ大丈夫だって!


**********

常子) あ~…。
君子) ずっとあの調子。
鞠子) ほんとたち悪い。叔父さん来てから
    一層悪くなっちゃったみたい。
常子) 「つまみはまだか? まだか?」って。
君子) 今大豆を煎ってるところ。
常子) 大豆?
君子) お酒飲みには大豆がいいっていうから。
常子) へえ~。
鞠子) …にしても、叔父さん
    今度は何しに来たんだろ。
常子) またお金無くなっちゃった
    んじゃないの?
君子) それがそうじゃないらしいのよ。
    さっき話したんだけど…。
鉄郎) おい、常子嬢。
常子) 何ですか?
鉄郎) 姉さんに聞いたぞ。お前、女学校を
    卒業したら就職してえんだって?
常子) そうですけど?
鉄郎) あ~やめとけ、やめとけ。
    勤め人なんてバカらしい。
常子) 何がバカらしいんですか。
    叔父さんみたいに定職にも就かずに
    生活に困るより、マシです。
鉄郎) ふ~ん…。パッ!

(札束を見せる鉄郎)
3人) どうしたんですか?
鉄郎) いや、いろいろ当たっちゃってさぁ。
常子) ええっ、事業成功したんですか?
鞠子) まさに「数撃ちゃ当たる」ってやつね。
鉄郎) 実業家はいいぞ、常子。
    当たるとでかい! ちまちま働いてん
    のがバカらしくなるぜ。あっ、お前ら
    が聞きたきゃ、成功の秘訣、教えて
    やってもいいぞ~。
君子) 鉄郎さん。あんまりこの子たちに
    おかしな事教えないで下さい。
常子) お話聞かせて下さい。
君子) 常子?
常子) 私、男の人みたいに稼ぎたいんです。

**********

まつ) うちのバカ息子がもう! このご時世に
    あんな赤いシャツ着た知らない唐変木
    まで上げちまって。ああ、もう…。
君子・常子・鞠子) あ…あの…。
まつ) え?
常子) 実は、あの、鉄ちゃん…叔父なんです。
照代) あら、そうなの?
まつ) (ため息) 何かもう、
    ため息出る事ばっかりだな。

(せんべいをかじるまつ)
まつ) あっ、イタタタタタ…。
照代) あ~! 歯医者さんに、硬いものは控
    えるように言われてたじゃないですか。
鞠子) 歯医者さんに行かれてたんですか?
照代) ええ。歯槽膿漏ですって。
常子) あ~…。
まつ) 帝都不詳事件(ニ・二六事件)が
    あってから、どうしようもないね。
    何の因果か、
    仕出しの注文も減るばっかりだし。
    おまけに、歯までガタ来ちまって。
    このまま、注文が減り続けたら、
    君子さんのお給金も…。
    アイテテテテテ…。


**********

常子) どうしたもんじゃろのぉ…。
綾) あら、今度はどんな面白い
   悩みをお抱え?
常子) 人の悩みを楽しまないで。あっ、ねえ、
    綾さん。何か欲しいものってある?
綾) ないわ。
常子) 随分はっきり言うのね。
綾) だって、本当にないんだもの。
   うちに何でもあるし。
常子) お金持ちに聞いたのが間違いだった。
綾) 贈り物でも頂けるのかしら?
常子) ああ、そうじゃないの。実はね、
    私、事業を始めようと思ってるの。


(回想)
常子) お話聞かせて下さい。
君子) 常子?
常子) 私、男の人みたいに稼ぎたいんです。
鉄郎) では教えてしんぜよう。
常子) はい!
鉄郎) 商売の基本はな…。
常子) 基本は?
鉄郎) 物を売るって事だ。
常子) ほう~。
鞠子) 当たり前の事じゃない!
鉄郎) 続きがあんだよ。ただ物を売るって
    だけじゃ駄目なんだな。何を売るか
    が重要なのだ。需要と、供給だ。
常子) 需要と、供給…。
鉄郎) 例えば、そうだな…あっ。姉さんが、
    ものすご~くキュウリが好きだとする。
君子) そんな好きでは…。
鉄郎)  いいんだよ、例えなんだから。
君子) はぁ…。
鉄郎) 姉さんは必ずキュウリを買ってくれる
    わけだ。好きだから。これが需要だな。
    で、キュウリを好きな人が多ければ多
    いほどその需要は大きいってわけだ。
    そういった需要を探して売る。すると、
    必ず儲かるってわけ。何だよ、聞いて
    んのか?
常子) いや…。思ったより説得力が
    あったので驚いてしまって。
鉄郎) 何!? お前…。
常子) いや、いや…すご…すごいです。
鞠子) とと姉、本気で商売やるつもり?
常子) うん! 東堂先生も、挑戦する事が
    大事っておっしゃってたし。


綾) それで事業を?
常子) ええ。


それからの常子は、
商売になりそうなものはないかと
目を光らせるようになりました。
それは、女学校の帰りでも…。
配達の途中であっても、
何かヒントになりそうなものを見つけては、
調べ続けていました。


**********

富江) それより、学校の先生に相談した?
鞠子) ううん。言ったら、 
    みんなに迷惑かけるから。
富江) 確かに、言いだしづらい事だもんね。
    常子さんはすごいね。思い込んだら
    なりふり構わないんだもん。私もああ
    なれるならなってみたいな。

常子の猪突猛進な行いは、
鞠子が蓋をしていた気持ちを、
知らず知らずのうちに、
開け始めるようになったのです。


**********

鞠子) あ…東堂先生
東堂) 小橋…鞠子さん。何か御用?
鞠子) あ…はい。私…実は…。
    しん…。
東堂) しん?
鞠子) しん…ぞうって、どうして動くんですか?
東堂) 心臓?
鞠子) こんな…こんなに小さいのに、
    毎日動くなんて不思議だなあ…なんて。
東堂) ねえ。でも私専門でないので何とも…。
鞠子) ですよねぇ。
東堂) 生物の先生をお呼びしましょう。
鞠子) あっ、いえ、結構です。失礼しました。


どうしても、
常子のようにはいかないようです。


**********

常子) あの…
    ご相談したい事があるんですけど。
星野) はい。


**********

星野) 需要のある商品?
常子) 人だかりが出来ているようなものは、
    いろいろ調べてみたんですけど。
星野) 参考になるものはなかったと。
常子) ええ。新商品には皆さん食いつくみたい
    なんですが、しばらくたつと、閑古鳥が鳴
    いてしまっているようなものばかりで。
星野) う~ん…。商売として間違ってはいない
    と思いますよ。たとえ一過性でも、人々
    が食いついている間に売りきってしまえ
    ばそれはそれで儲けにはなるわけです
    から。
常子) あ~…。でもそれでいいんですかね?
星野) …というと?
常子) あっ。

(星野が手を伸ばしたお菓子を取り上げる常子)
星野) ああ、ちょっ…。
常子) 需要の中には、欲しくても手に入らずに、
    困っているような人もいるわけじゃないで
    すか。
星野) はい。
常子) だったら、その、困っている人を、助け
    るような商品を作って、商売にできたら
    なあって、思うんですよね。
星野) うん…。
常子) 誰の役にも立たず、すぐ忘れられてし
    まうような商品を売って儲けても、何だ
    かむなしいじゃないですか。
星野) 常子さんは、いつも人のためですね。
    いつも、とと姉ちゃんとして、家族のた
    めに何かをしたいと思っている。今回
    はお客さんのため。
常子) そういう性分なんじゃないですかね。
星野) もっと、ご自身の事を考えてみては
    どうです? 自分の目から見て、自分
    が欲しいもの。必要だと思うものを感
    じる事ができれば、人の役に立つも
    のが見えてくるのかもしれない。
常子) 自分が欲しいもの…。ああ。
星野) ん?
常子) なるほど。ああ、ああ…。
    星野さん、ありがとうございます。


いやはや、
何を思いついたのでしょう?
本当に大丈夫かしら…。


**********

く、くだらない…くだらなすぎる! 向井くんと坂口
くんの扱いがもったいなさすぎる…。無駄にイケ
メン。無駄なイケメン。イケメンがあまりにも無駄。
酒盛りの時間が、くだらなすぎて…戦意喪失…。

つまらなすぎて、セリフを書き写す時間が無駄…。
という訳で、今回からつまらないと思うところはサ
クッと省かせてもらう方向で…。とと姉より、「てる
てる家族」のほうに比重をおいてしまいたい気分。

どうしたもんじゃろのぉ…。

気力が復活したら、後で追記するかもだけど…。
とりあえず…何も言えねぇ…。何も書けねぇ…。


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