「とと姉ちゃん」第34回~ととの秘密、おばあ様とかかの思いを知る常子の巻 | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「とと姉ちゃん」 第34回
第6週 「常子、竹蔵の思いを知る
ととの秘密、おばあ様とかかの思いを知るの巻


杉野) きっと、時効だに。
鞠子) 時効?
杉野) 実はのう、小橋君に、口止めされてた
    でぇ…。15年前、常子ちゃんが生まれ
    てすぐ、小橋君と出張の途中に、青柳
    商店に、訪れた事があったでぇ。
常子) えっ?
杉野) 駆け落ち同然で、結婚したらぁ? 小橋
    君としても、引っ掛かってたんだの~。
常子) ととが…。
杉野) 小橋君が必死に、君子さんと仲直りをし
    てほしい旨を伝えたんだが、おばあ様に、
    そっけなく、追い返されてしまったんだに。
    …んでも、小橋君はね、急に許してもら
    えるはずないと、浜松に帰ってから、月
    に一度、おばあ様に手紙を出してたんだ。
    小橋家で起こった、いろんな出来事を書
    きつづったらしい。君たちや君子さんに、 
    秘密にしながら続けるのは、大変だった
    って、笑ってたの~。亡くなるまで、15年
    の間、ずっと続けていたようだに。
常子) 全然知りませんでした。
鞠子) …だからだ。
常子) うん?
鞠子) おばあ様、私たちの好み知ってらした
    でしょ? ハンカチとか、それぞれ好み
    の色を知って下さったじゃない。
常子) ああ…。
鞠子) とと…かかとおばあ様の仲
    取り持とうとしてたんだ。
杉野) それが、小橋君の願いだったんだねえ。
    東京へ寄る機会があったもんで、気にな
    ってのう。小橋君の思いは、伝わったか
    どうか、確かめたかったでぇ。まさかまた、
    けんか別れしてるとはねえ。
常子) 私、やっぱり説得してきます。
    社長さん、ありがとうございました。

**********

常子) ごめんください!
隈井) お~常子さん、どうかされましたか?
常子) おばあ様に、お話があります。
滝子) 帰りな。ここは、あんたの来る  
    ところじゃない。帰りな。
常子) 少しだけでもいいです。
    お話しさせて下さい。
客) あの…。
滝子) アハハッ。お気になさらないで
    下さいませ。お引き取り願いな。
隈井) しかし…。
滝子) 清。
清) はい?
滝子) あんたが追い出しな。
清) えっ? 私はちょっと
  乱暴な事は苦手ですし…。
滝子) いいからやるんだよ。
清) はい!
  さあ、帰ろう。ねっ。おい…。
常子) お話しさせて頂けるまで、
    私はここを一歩も動きません。
隈井) 女将さん。ちっとは、常子さんの
    言う事、聞いてみちゃどうですか?
滝子) 早く追い出しな!
清) 今日はもう諦めた方が…。
常子) 嫌です!
清) ほら、立って。ねっ、ほら、立って。
常子) やめて下さい!
清) 痛っ! 痛~い!
常子) 意地でもここを動きませんから。
    お話しさせて頂けるまで。
滝子) ああ…お騒がせして
    申し訳ありません。清。
清) はい!
滝子) お客様のお相手してさしあげて。
清) はい。
滝子) 隈井。常子を部屋に通しな。
隈井) へい。
滝子) 失礼致します。
隈井) よかったですね。どうぞ。
常子) はい。

**********

滝子) 用件を早くお言い。
常子) もう一度、かかと話し合ってほしいんで
    す。おばあ様が学費を出して下さってい
    ると知った時、私は心底うれしかった。
    私たちを心配して、出して下さっている
    のだなと、思いました。どうしても話し合
    う事ができないというのなら、致し方あり
    ません。ですが…。勝手なお願いですが、
    今までどおり、妹たちの分の学費だけは、
    援助頂けないでしょうか? このままだと
    かか、学費のために働き過ぎて、体を壊
    してしまいます。ととの代わりになると決
    めた時、私は目標を立てました。妹たち
    を女学校に入れ、嫁に出す。でも…今の
    私の力では、どうすることもできません。
    どうか、妹たちの分の学費だけ、お貸し
    頂けないでしょうか? お願いします。私
    は女学校辞めて働きます。
隈井) 女将さん。かわいい孫が頭下げてるん
    ですよ。つまらねえ意地張るのはもうよ
    しやしょう。君子さんだって、誤解してる  
    だけなんですから。
常子) 誤解? えっ、誤解って何ですか?
隈井) 君子さんは、学費の事を、女将さんの
    ご厚意だと思っちゃいねえんですよ。
滝子) 私が…常子を、
    清の嫁にしたいと言ったからさ。
常子) えっ?
滝子) 私はね、常子たちの事を思って、言っ
    たんだよ。この家で、青柳を守って生き
    ていく事が一番の幸せだと思ったから
    ね。でも、君子は…。
隈井) 受け入れ難い、ものだったようです。
    自分にしたように、常子まで、
    思いどおりにしようとするのかと…。
    それで、皆さん連れて、この家から…。
常子) では…おばあ様が学費を出して
    下さっていたのは…。
滝子) それとこれとは、関係がないよ。
常子) そうだったんですか…。
滝子) ああ。
隈井) でも君子さんは、常子さんを奪おうと
    してると、思い込んだままで…。
常子) (泣)
滝子) 常子?
常子) ごめんなさい。うれしくて…。私、どうし
    て、おばあ様とかかが仲たがいしている
    のか、ずっと分からなくて…。でも…私
    の為だったんですね。かかは、私の幸
    せを深く考えて下さっていたんですね。
隈井) 常子さんに話しゃ、丸く収めるために、
    嫁入りすると、言い出しかねないと
    踏んだんでしょう。
    だから君子さんは、秘密に…。
常子) (泣) 悲しいです。けんかの原因が
    私だったなんて悲しいです。(泣)
滝子) 忙しい子だねえ。
    私を…憎いとは思わないかい?
常子) えっ?
滝子) 私は、常子に話を通さず、
    清の嫁にしようと思ったんだよ。
常子) おばあ様も、かかも、私の幸せを考えて
    下さっていたんですよね。感謝こそすれ、
    憎む訳ないじゃないですか。これは…?
滝子) 常子の父親から送られてきたものだよ。
    全部、取って置いてある。
常子) ととの手紙…。
滝子) それを…君子に、届けておくれ。
常子) はい。
滝子) そして、伝えてほしいんだがね…。

**********

おいおい、常子よ。おばあ様は接客中。そこに
お客様がいらっしゃるでしょうが。躾のなってな
い娘だねえ…。その図々しさは、母親ゆずり?

とともねえ…。あれほど家族を大切に思う人が、
駆け落ちねえ…。子供が生まれるまでは、何も
しなかったとは…。な~んかね。腑に落ちない。

おばあ様の、大袈裟な言い回しにも慣れてきた
ところで、今日は、鶴太郎…いや、隈井による
見事な盗み聞きの所作。あの一連の動きには
惚れ惚れした~。ドラマの中で唯一の収穫かも。

ほとんど全編茶番劇ではあったけれども、許容
範囲だった空気をぶち壊したのは、常子の泣き。
何が起こったのかと思ったよ。何であそこで泣く
のかまったく理解できず(いや、頭では分かって
ますよ、もちろん)。とてもうれしくて泣いてるよう
には見えなくて。どうかしちゃったのかしら? こ
の子。おかしくなっちゃったのかしら?としか…。

今までも、ちょっと、頭をかすめてはいたけれど、
今日この瞬間、疑いが確信に変わってしまった。
高畑充希って、ホントは演技、下手なんじゃね?
いや、下手ではないのかもしれないけれど、こ
の常子というヒロインの解釈が、視聴者の期待
するものとはかけ離れているのかもしれないと。
愛されるヒロイン像の設計図を、どこかで間違
えたんだろうなぁ、きっと…。おそらくは、ここで
グッとくるはずの場面だろうに。ヒロインの泣き
にまったく共感できず…。だってまるでコントな
んだもの~何なんだ? あの泣き方は。中の人
なりに、あれが15歳を意識した泣き方なのか?

いやいや、常子の泣きの演技にすっかり引い
てしまった。痛いと私はぶちゃくなるってCMを
やっていたけど…。泣くと私はぶちゃくなる…
バージョンを見ることになるとはね。ヒロインの
泣きがぶちゃくなったら超~ヤバいんじゃね?


「とと姉ちゃん」関連ブログはこちらから↓
「とと姉ちゃん」関連ブログリスト

●「とと姉ちゃん」HP


ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪


にほんブログ村


とと姉ちゃん part1―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド)/NHK出版
¥1,188
Amazon.co.jp
【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)/暮しの手帖社
¥972
Amazon.co.jp
しずこさん 「暮しの手帖」を創った大橋鎭子 (暮しの手帖 別冊)/暮しの手帖社
¥972
Amazon.co.jp