「コウノドリ」第3話~風疹で・・・2つの手がつなぐ奇跡 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「コウノドリ」



第3話

風疹で・・・2つの手がつなぐ奇跡


鴻鳥) 安定期というのは、決して、安全な時期、と
    いう意味ではないんですよ。胎盤が出来上が
    って、赤ちゃんの育つ環境が、安定する、とい
    う意味なんです。決して早産の危険がない…
    ていうことではありませんよ。


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妊婦さんが風しんにかかると、
赤ちゃんに、白内障、難聴、
心臓疾患などの障害が出ることがあります。
これらは、「先天性風しん症候群」と呼ばれていて、
根本的な治療方法は、ありません。


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妊娠は病気ではありません。
けれど、おなかに宿った小さな命を、
守り、育み、無事に出産するまでには、
様々なリスクとの戦いがあるのです。


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早剥、つまり、常位胎盤早期剥離とは、
赤ちゃんがまだお腹の中にいるのに、
子宮から胎盤が剥がれてしまう状態をいい、
赤ちゃんに酸素や栄養がいかないだけでなく、
大量の出血などが起き、
母子ともに危険にさらされます。
喫煙は、その大きな要因の一つです。

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鴻鳥) 四宮、よかったよ。無事に子宮を残せて。
四宮) 出血が止まって、助かった。運がよかったな。
    今回は。患者も。俺たちも。
鴻鳥) 僕はね、どんなハイリスクな出産でも、何の
    問題もなさそうなお産でも、赤ちゃんが無事に
    生まれてくれたら、いつだって奇跡だって思っ
    てるよ。お産に絶対なんて…ないからね。


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鴻鳥) 佐々木さんは、オペ中の大量出血で亡くなり、
    生まれた女の子は、早剥によって、低酸素状
    態が続いたことによる、重度の脳性麻痺を患っ
    ていて、意識を回復する見込みはありません
    でした。


(回想)
四宮) 子供、5人欲しいって言ってたんだよ。すぐ
    に子宮摘出してれば、助けられたかもな。
鴻鳥) それは分からないよ。
四宮) 怒鳴りつけてでも、たばこはやめさせるべき
    だった。どんなに嫌われても、やっぱり…やっ
    ぱりさ、患者にやさしくなんて、するもんじゃな
    いな。チキショー。(泣) こんなに悔しいなら、
    嫌われてた方がマシだった。


鴻鳥) 小児科病棟にいるのは、その時の子供です。
    ご主人は、奥さんの死を受け入れる事がどう
    してもできなくて。病院にも来なくなりました。
    それで、四宮は、誰も訪れない子供の病室に、
    5年間、毎日通い続けてるんだよ。あの家族を
    不幸にしたと、自分を責め続けて。だから今日
    の手術が無事に終わって、一番うれしいのは、
    四宮なんだ。


**********

四宮) つぼみちゃん、先生今日ね…
    ちょっといいことがあったんだよ。

**********

加奈子) あの子、歩いていけるね。
     手を離しても、きっと。
     笑って生きていけるね。


**********

テレビ・今橋) 先進国で、風疹の被害がこんなに多い
       いのは、日本くらいでのものです。日本で
       は、ワクチンを打ってない空白期間があっ
       て、30代から50代前半の男性の5人に
       1人、20代の男性の10人に1人は、抗体
       を持っていないとの調査結果もあります。
       もし、風疹にかかってしまったら、気付か
       ないうちに、電車や、バスの中、職場や店
       などで、妊婦さんに伝染してしまうかもし
       れません。先天性風疹症候群は、怖いと
       いうより、とても悔しい障害です。ワクチン
       1本で、阻止することができるんですから。
テレビ・遥香) 風疹がなくなるように、
        予防接種を、受けてください。


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たくさんの試練を乗り越えて、
赤ちゃんはこの世に生まれてくる。
出産はいつも奇跡の連続だ。
でも、奇跡を起こすのは、神様だけじゃない。
家族、医者、助産師やナース、
小さな命を守ろうとする人達の、強い思い…。
それが、奇跡を起こす力になる。

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「花子とアン」からチビ花子役の山田望叶ちゃん、宇
田川先生先生役の山田真歩さんが登場。どちらも実
力派。いいお仕事してました。久々に会えて嬉しい♪

妊婦になったことがないので、妊娠出産関係の知識
は当然あまりないのだけれど…男女関係なく知って
おいたほうがいいことはたくさんあるなあと。風疹の
こととか、タバコの害とか、もっと危機感を持つように
教えたほうがいいんじゃないかと思ってしまった。出
産は病気ではないけれど、今でもやっぱり、命がけ、
様々なリスクのある、大変なことだと、もっと知らなけ
ればいけないんじゃないかと。「安定期」という言葉
の意味も、てっきり安全な時期、遊びに行ってもいい
時期のことかと私も思っていたし、実際、妊婦さんも、
その周りの人も、そう思っている人は多いんじゃない
かな。危険な状態になってから後悔しても遅すぎる。
あれもできた、これもできたと後で思うより、なるべく
たくさんの情報、知識をみんなで共有できたらいい。
出産は、個人差がありすぎて、私は大丈夫だった的
な言い分に振り回されそうなのも怖い。周囲の理解
が得られないせいで、無理せざるをえなくなったりす
るのも怖い。時代によって常識も変わってくるし…少
しでも、避けられるリスクは減らせていけたらいいな
と、このドラマが、その手助けになればいいなと思い
ます。いつも思うことだけど、まずは知ること。知るこ
と、知る機会を増やすことから始めないとね(*^。^*)

●「コウノドリ」HP


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