「民王」第三章~「政敵」 | 日々のダダ漏れ

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「民王」

民王

第三章 「
政敵

(肉体の役名で表記してあります)

翔) 関ヶ原で言えば、小早川秀秋だ。
  人面獣心なり!
泰山) えっ、ジンメンジュウ・シン?
翔) 怪獣じゃないぞ。人面獣心とは、人の面して
  心は獣。義理人情に欠ける、人でなしだ。義理
  が廃ればこの世は闇だ。人間は、一度受けた
  恩義は、必ず返さねばならん。聞け!!
  義理と人情を大事にするのが、昔からの政治
  家の…いや、日本人の、美徳なんだ…。
泰山) 義理チョコの義理が、
    そんなに大事なんですか?
翔) お前にはライバルがいないのか?
泰山) いません。


**********

狩屋) 泰山という人間は、腐っても…。
泰山) 食べる。
狩屋) 違います。腐っても、鯛。
泰山) 魚? お父さんが?
狩屋) 違います。何があっても、王者という事です。
    今のたとえは忘れてください。とにかく、あん
    なに、義理と人情にあつくて、かつ、権謀術数
    にも長けた、天性の政治家はいない。今の日
    本を強くするのは、泰山しかいないんです。
    翔ちゃんがね、お父さんを嫌ってるのは知っ
    てます。でもそれは何かの誤解で、腹を割っ
    て話せば、いつか必ず、分かり合える時がく
    る。私はそう信じてるんです。


**********

女性) 飲めないんですか?
翔) 貝原の奴、まだ童貞だからな…。
貝原) メトロノームの、音を聞くのが好きです。

**********

エリカ) 口説きがオヤジくさいぞ、泰山。
翔) 今なんて?
エリカ) 色気に目がくらんで、気付かないとは。
    泰山だろ? 漢字の読めないバカは君の
    息子だ。違うか?
翔) だ…誰だ、お前は!
エリカ) 僕だよ。蔵本だ。
翔) は? わあーっ!


このきれいなお嬢が、あの蔵本だと?
犯人は蔵本じゃなかったのか?
とすれば、一体…。


**********

民王は、荒唐無稽なのに、世界観が安定しているお
かげで安心して観ていられる。大ウソなのに、どこか
リアリティがあるのは、役者さんたちの振り切った演
技のおかげでしょうか。コワモテの遠藤憲一さんが、
かわいくってたまらない。凛々しい菅田君も素敵だし、
意外とジワジワくるのが、クールで毒舌な貝原秘書。
好きだ~。彼のサラッと漏れてくる毒がたまらないw
今回は、何気に聞こえてきた、「メトロノームの、音を
聞くのが好きです」発言に、いきなりハートを鷲掴ま
れした! 彼のクールが崩れる瞬間、熱く豹変する姿
が見てみたい~。貝原さんからも、目が離せません。

テレビ討論での蔵本の様子が、迫力がないというか、
な~んか変だなあと思っていたら、こちらも入れ替わ
ていたという展開に萌え。ますます面白くなってきた。
今度は、草刈正雄の中身女子大生ぶりが見られる
のかな? ワクワク。金曜の夜が楽しくなってきた~。


「民王」関連ブログ↓
第一章~「組閣」
第二章~「外交」
第三章~「政敵」
第四章~「盟友」
第五章~「革命」
第六章~「暗殺」
第七章~「謀反」
第八章~「民王」
スペシャル~新たなる陰謀~
スピンオフ~恋する総裁選~

●「民王」HP


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