「マッサン」第64回~ゆりかごを作るフランクでフレンドリーな猪 | 日々のダダ漏れ

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「マッサン」 第64回
第11週 「子に過ぎたる宝なし
ゆりかごを作るフランクでフレンドリーな猪


英一郎) 昨日は、お恥ずかしいとこお見せして…。
エリー) 恥ずかしくない。泣きたい時は、泣けばいい。
     言いたいことは、言えばいい。
     でも…英一郎、なぜ、泣いた?
英一郎) なぜって…全部です。
エリー) 全部?
英一郎) 周りの人たちが、本気でエリーさんの子供
     のことを心配して、みんなで守ろうとして…。
エリー) あったかいね。
英一郎) エリーさんが、
     僕という人間を褒めてくれたことも。
エリー) もちろん。
英一郎) 強いんですね。
エリー) 私?
英一郎) エリーさんは、強くて、温かくて、素敵です。
エリー) オホホッ。
     (英) まあ! ありがとうございます。
英一郎) そやけど、そんなエリーさんが、
     どうして工場長と?
エリー) マッサン?
英一郎) 僕は、苦手です。
エリー) どこが?
英一郎) まっすぐなところ。
エリー) はい。ハハッ…。マッサン、いっつも、
     ガ~ッと熱くなって、もう止まらない。
     猪みたい…でしょ?
英一郎) ハハハッ。まさに、猪です。
エリー) でも、やさしい猪。
     一生懸命頑張る、猪は、素敵!
英一郎) 趣味悪いです。
エリー) ひどい! 私の旦那さん。
英一郎) ごめんなさい。
     そやけど、言いたいこと、何でも言えって。
エリー) そうね。何でも言って。


**********

黒沢) そろそろちゃんと、
    お話しすべき頃合いやないかと。
欣次郎) まだ子供や。何を話しても届かへん。
黒沢) ぼんももう二十歳だす。大将が独立して
    この鴨居商店を開いた年になります。
欣次郎) あ~もうそないになるか…。
黒沢) 親が思てる以上に、
    子は大人になってるもんだす。


**********

英一郎) 父の、どこが好きなんです?
エリー) 大将、私のパパと、同じこと言う。
     「人生はアドベンチャー」。
     きっと、英一郎にも…?
英一郎) 言われたことないです。
エリー) ない? 家で話しない?
英一郎) 夜は、いつ帰ってきたか分からない。朝も
     いつ出かけたか分からない。ほとんど一緒
     に食事をした記憶もない。僕…父に褒めら
     れたことが、一度もないんです。父は、心の
     ない人です。全ては商いのため。まだ、太陽
     ワインが、出来上がるかどうかという頃…僕
     の母は、胸を患って入院しました。
     何べんか、入退院を繰り返したんですけど、
     容体は、悪うなるばかりで。
エリー) つらいね。
英一郎) そやのに父は…あの人は、ほとんど見舞
     いにも来なかった。死の間際になっても、顔
     を出さなかった人でなしです。僕は、父のよ
     うな人間にはなりたくありません。

**********

政春) 英一郎…ほんまにやりたい事はないんか?
英一郎)  工場長のような志はありませんから。
政春) 何を言うとるんじゃ。わしも若い頃は、
    志も何もない、ただのアホじゃった。ハハッ…。
英一郎) そうだったんですか。
政春) じゃけど一つだけ、わしゃず~っと思うとった
    んは、いつか親父を越えてみたいいう事じゃ。
    英一郎…親父っちゅうのはのう、怖かったり、
    訳が分からんかったり、嫌いなぐらいがちょう
    どええんとちゃうんか?
英一郎) そうでしょうか…。
政春) ほいでの、憎いなら憎いで、もっともっと嫌い
    になって、嫌いな親父、ズバ~ン超えたったら
    ええんじゃ!
英一郎) 無理ですよ。
政春) 何でじゃ。英一郎は英語もできて、ウイスキ
    ーの事もよう勉強しとる。物事を理解するのも
    早い。もっと自分に自信を持たんと!
英一郎) 自信?
政春) ほうじゃ。 英一郎を探しとる、求めてくれとる
   人が、この世の中には、必ずおる! 部屋に籠も
   って一人で飯食うとっても、誰とも出会えんど。
   のう? エリー。


父としての自覚がそうさせたのか、
マッサンが、とても頼もしく思えたエリーでした。


**********

政春) エリー、出来たど! ほれ~!
エリー) (英) ゆりかご?
政春) ほうじゃ。赤ん坊のゆりかごじゃ。
    これのう、わしらの子を「お~よしよし…」、
    こうやって寝かして、こう揺らすんじゃ。
エリー) マッサン、すごい!
政春) よう出来とるじゃろう? 英一郎のおかげじゃ。
エリー) 英一郎、ありがとう。
英一郎) エリーさん…僕は間違うてました。
エリー) 何を?
英一郎) 猪には、フランクで、
     フレンドリーな一面がありました。
エリー) (英) そのとおり!
政春) 何の話じゃ?
エリー) うん? 秘密。

**********

英一郎) 話て何ですか?
欣次郎) ん? まあ、待て。
英一郎) 急ぎやないなら、僕は2階に行ってます。
欣次郎) 待て、言うとるやろ。
英一郎) 相変わらず、自分勝手ですね。
欣次郎) お前の話をしとるんやないか!
英一郎) 自分の都合でしょ?
欣次郎) 何!?
政春) 英一郎。


**********

今の時代だって、安定期に入るまでは、何が起こる
かわからないし、そっとしておくものなのだけれど…。
大将が言ったとおり、まだお腹もふくらんでいないう
ちから、やれサプライズパーティやら、ゆりかごやら
おもちゃやらと…これみよがしに不自然に盛りあげ
て、悲劇を強調しようとしているのが見え見えで…。
何だかなあ…。本当に、話の作り方が胸くそ悪い。
(すいません。つい…言葉が悪くなってしまって…)

英一郎の父親への恨みごとも、あの時代ならよくあ
る話としか思えないし。ものすごくベタな展開なのに、
いや、ベタな展開だからこそ、見せ方が大事なのに、
いろいろと、透けてみえちゃって、白けるばかりで…。

たぶん話を追うより絵面を追うほうがいいドラマかも。
エリーもマッサンも英一郎も大将も、それぞれ絵にな
るんだけどな~。マッサン絵だけを見ていれば、ほっ
こりもしてくるのだけれど…(うわ~ごちと一緒だw)。
役者さんたちは嫌いじゃないだけに、ホント、つらい。

せっかくマッサンが、いいことを言っても、今まで落と
されすぎた後遺症で、素直に聞けなくなってしまって。
ホントキャラ作りがへったくそな脚本だとつくづく思う。
あ~あのド腐れマッサンの4週間をなかったことにで
きたなら…。本当に、あれを記憶から消してほしい…。

とことんウイスキーの話をする気がないのは、前回、
赤毛のアンの話をする気がなかった脚本のよう…。
工場を立ち上げる大事な時に、ゆりかごを作る男…。
ウイスキー造りのノウハウを教えてもらうために英一
郎はマッサンに託されたはずが…英一郎がやってい
ることは、弁当作りとゆりかご作り。ある意味、マジで
すげ~! これは近々、ものすごく「時が流れ…」そう
だ…。どこまで端折るのか、楽しみです~(嘘ですw)


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