八重の桜 第22回 「弟のかたき」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

大河ドラマ 八重の桜

第22回 「弟のかたき」

八重(綾瀬はるか)のもとに、弟・三郎(工藤阿須加)
と兄・覚馬(西島秀俊)が落命したとの知らせが届く。
しかし、三郎は遺髪や形見の衣服があるのに覚馬
遺品がないことを不思議に思った八重は、「あん
ぁまは死んでいない」と言い張る。その後は気丈
ふるまっていた八重だったが、鉄砲を習う少年に
郎の姿を重ね、こらえていた悲しみが溢れ出す。
尚之助(長谷川博己)は、泣き崩れる八重を温かく
守る。その頃覚馬は、薩摩藩士に捕らえられ獄
にいた。視力を失いながらも、何度も会津救済を
い出る覚馬。しかし、すでに西郷(吉川晃司)ら東
軍は江戸へと兵を進めていた。江戸城総攻撃は
舟(生瀬勝久)と西郷の会談により中止された
が、
その事で攻撃の矛先が会津に向かう事となる。

**********

尚之介) 1月6日は、鳥羽伏見、最後の戦でした。
     三郎さんは、果敢に敵陣に向かってゆき、
     銃弾を浴びて、命を、落とされました。
     最期は、大蔵殿が、看取られました。
八重) 人違いだし。三郎は、江戸で修業の身だが
    ら、都には行ってねえ。
尚之介) 志願して参戦し、佐川様も共に、戦ったと。
八重) いいえ、人違いです。
どこにでもある、こった
    軍服が、三郎のもののはずはねえ!

日々のダダ漏れ-八重の桜 「弟のかたき」

八重) 
これ・・・。
佐久) 
覚馬は?
尚之介) 開戦の日、
     京で、薩摩兵に捕えられました。
権八) 戦場には、いながったのか。
尚之介) 御所の戦で負傷され、目を患っておいで
     だったそうです。都から、引き揚げてきた、
     人の話では、
四条河原で・・・処刑されたと。
八重) 嘘だし。あんつぁまは死ぬはずはねえ。
    尚之介様は、なしてそった嘘を言うんだべ。
権八) 八重!
    討ち死には、武士の本懐。未熟者だけども、
    お役に立ったならば、三郎は本望だべ。
    覚馬は・・・無念であったべ。目を痛めたのが
    戦ゆえなら、やむをえねえ。
息子だちの最期、
    確かめでぐれて、ありがとうごぜえました。
    両名ども、山本家の男どして、恥ずるところ
    はねえと存ずる。
尚之介) はい。

**********

八重) あんつぁまは死んでねえ。遺髪も何もねえ
    んだから。尚之介様、教えてくなんしょ。三
    郎の仇を討づには、なじょしたらよかんべ?
    江戸で洋式調練を見できたんだべ?
     わだしに教えてくなんしょ!
尚之介) 八重さん。
八重) 仇は、わだすが討つ!

日々のダダ漏れ-八重の桜 「弟のかたき」

**********

容保) 会津は、あくまで恭順を貫く。
佐川) 殿ー!
容保) もとより、朝廷に刃向う心はない。ただし、
    攻めてくるならば、全藩を持ってこれと闘う。
頼母) お言葉を返しまする。今、会津は、薩摩
    長州相手に戦するには、あまりにも、無勢
    に
ござりまする。
容保) 軍制改革を行う。

日々のダダ漏れ-八重の桜 「弟のかたき」

容保) 逃げるところはもう何処にもない。
    戦は、この、会津で起こるのだ。

**********

少年) 八重様、俺は、三郎様ではねえだっし。
尚之介) 何処へ行くんです? いけない!
大蔵) なじょした? 八重さん!
    銃を持ってどこに?
八重) 三郎の、仇を討つんだし!
尚之介) 行ってはダメだ。
八重) 離して!
尚之介) どこへ行くんです?
     誰を討つ気ですか? しっかりしなさい!
八重) わだすが、行けばよかったんだし。
    三郎より、わだすの方がずっと強えんだ
    から! 戦には、わだす・・・。
    三郎ーーー!!!

日々のダダ漏れ-八重の桜 「弟のかたき」

**********

斎藤) 生死のほどは知れぬが、
    余計な望みは持たぬほうがよい。

八重) わだすは、あきらめねえ。
    死んだと決まったわけでねえのに、望み
    を捨てるごどはねえなし。生きでっから。
    あんつぁまは、きっと生きでる。

日々のダダ漏れ-八重の桜 「弟のかたき」

**********

三郎の死にショックを受ける八重。声に出すこと
が出来ない父の、背中で語る悲しみが辛く・・・。
三郎はともかく、覚馬については、人づての話だ
けでは、その死を信じられないのも信じたくない
のもわかる。実際、生きていましたしね、覚馬は。

真面目な場面、深刻な場面ではありますが・・・。
ここでもやっぱり専守防衛なのか、空井容保殿。
そして戦は、会議室で起こるのではなく、この会
津で起こるのですね?なんて、思わず茶化して
しまいそうになるのは、どうしても空飛ぶ広報室
の空井のことも思い出してしまうから・・・。いや、
だって、攻めて来るなら戦うって、まさに自衛隊。
否が応でも、容保公に空井が重なってしまって。

銃を持って飛び出した八重。誰を討つつもりだっ
たのか。誰に向かって怒りを向ければいいのか。
魂を引き裂かれたかのように慟哭する八重の声
が、あまりに切なく、悲痛な声にもらい泣き・・・。
戦争とは物語でもゲームでもなく、リアルに血が
流れ、人が死ぬのだと。江戸が無血で済んだの
は、最悪な中でも最良だったのでしょう、きっと。

そしてその戦いは、どこでもない、会津で起きる。
うう・・・まだ、考えたくない、想像もしたくない・・・。


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