恋するハエ女 第5回 「俺に惚れるな!」 | 日々のダダ漏れ

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怒るのは愛情があるからだと思う? ブログネタ:怒るのは愛情があるからだと思う? 参加中

怒るのは愛情があるからだ・・・正確に言えば、愛情がある
場合もある、とは思います。「怒りの感情」とは、相手を自分
の思うようにコントロールできないことに対する苛立ちという
か、怒りなのだという文章を読んだことがあって、それを読
んだ時に、ああ、なるほど、確かに自分の思い通りにならな
いことに怒っているのかもしれないと、腑に落ちたのでした。
自分を変えることはできても、他人を変えることはできない。
そのことを忘れて、相手を支配しようとして怒っているのか
もしれないと、自分を問うことで、怒りを鎮めることができる
ようになったのは、その考え方を知ってからのことです。

とはいえ、期待していたことが裏切られたら、怒ってしまう
のは、あたりまえの感情というか、八重樫に期待してしま
った絵美が怒ってしまうのも、無理はないのだけれど・・・。


恋するハエ女 

第5回
俺に惚れるな!

マーくん(川岡大次郎)が絵美(ミムラ)のアパートを訪ね、
有紗(泉里香)にふられたと打ち明ける。マーくんに、もう
一度絵美とやりなおしたいと頼まれ、答えに困る絵美。八
重樫(筧 利夫)は絵美に、自分で選べと言って、最後の
ミッション「人生を生き直せ!」を与える。

1ヶ月の休職期間が明けて、絵美は学校に復帰すること
になる。待ち受けていたのは、絵美を休職に追い込んだ
恭子(青木さやか)だが、絵美はきっぱりと、嘘をついた
自分は間違っていたと言い切る。そんな絵美に、何故か
八重樫は別れを告げる。八重樫からの連絡がなくなり、
寂しさを感じる絵美。マーくんのプロポーズを断り、東京
の八重樫に、明日、会いに行くと連絡をする。 八重樫の
指示だという老紳士(白木みのる)の案内で、絵美はドレ
スアップし、約束の場所で八重樫を待つ。しかし、そこに
八重樫は現れなかった。約束を破られた絵美は、激怒し
て八重樫のマンションに押しかけるが、そこは、もぬけの
殻だった。八重樫の携帯電話の番号も、メールも、ブロ
グも消え、絵美の前から、八重樫は完全に姿を消してし
まうのだった。

**********




八重樫) 俺が言いたいのはこういうことだ。
     最初に会った時のお前は、まさに瀕死の状態。
     だが今はどうだ。舞い降りた幸せを逃すな。
     その手でしっかり掴みとれ。仕上げのミッション
     といこう、コモリン。人生を生き直せ。
     守る女はもう卒業だ。人生を攻めろ。


八重樫) お前はもう、自分で出来るはずだ。



**********

八重樫) 後戻りするなよ、コモリン。
     食いたいものを食え。飲みたいものを飲め。

八重樫) 言うだけ言ったらほっておけ。
     ユダヤ人の言葉だ。「バカが沈黙している
     時は賢人なみに扱われる」


八重樫の指示により、恋人に対しても、職場に戻って
からも、以前とは違う行動ができるようになった絵美。

「先生の器じゃない、身の程知ったほうがいいって」
と、生徒に暴言を吐かれても、笑顔で切り返す絵美。

絵美) 世界は、もしかしたらみんなが思っているより、
    ずっとずーっと広いかもしれない。みんなの身の
    程を広げることが、先生の仕事だと思ってます。




**********

八重樫と会う約束をし、八重樫からの最高のおもてなし
を受けてドレスアップした絵美は、約束の場所に・・・。


しかし、八重樫はあらわれず・・・







八重樫) 勉強になっただろう。やっぱり人生、そう
     うまい話はないもんだ、なあコモリン。
絵美) 何が、何が楽しくて、こんな手のこんだ・・・
八重樫) そっちこそ、冗談はやめてくれ。俺のことが
     気になる。怖い怖い怖い。ネットで知り合った
     だけの女に、突然押し掛けられるなんて。
     まるでストーカーだな。
絵美) ストーカー・・・
八重樫) 質問に答えてやろう、コモリン。俺が誰か。
     どうしてお前の人生を変えようとするのか。
     ただの暇つぶしだ。誰でもよかったんだ。
     実験してみたかったんだよ。チェスの駒のよ
     うに、どれだけ人が動かせるか。お前ほどそ
     そのかされやすい女はいない。傑作だった。
     最後まで散々笑わせてもらったよ。お前だっ
     て、俺のミッションをきっかけに、普通じゃで
     きない経験ができただろう。お互いいいとこ
     取りで楽しんだんだ。そろそろ〆よう。





絵美) 私が、私が会いたいって思ったのは、気がつ
    いたから。瀕死の状態から立ち直らせてくれた
    のは、その人だった。一番苦しい時に側にいて
    くれて、一番欲しい言葉をくれたのは、あたし
    の人生を変えてくれたのは、その人だって。そ
    の人と話してると、なんか楽しくて。でも、全然
    違った。そんな人どこにもいなかった。
    最低。最低。サイテー!! 
    ホントに最低な人間です、あなたは!

八重樫) その通りだ、コモリン。君は正しい。





八重樫のミッションをこなすことで、見事に生まれ変
わることができた絵美。グルグルブンブン同じところ
で、一歩踏み出すこともできず、人が言うがままに流
されてきた人生から、自らの意志で人生を選び取る、
攻める生き方を身につけた絵美。一度も会った事が
なくても、気になる存在に、会いたいと思う存在にな
るのは、当然といえば当然。期待してしまう気持ちも。

とはいえ、ここで簡単にあらわれるようじゃ、八重樫
らしくないというか、八重樫じゃないと、思ってしまう。
そう、「俺に惚れるな!」っていう男でいてくれないと。
でないと、絵美のさらなる進化、攻めの人生が、始ま
りようがないし。絵美がどこまで変わってくれるのか、
八重樫に会えるのか、最終回の活躍が楽しみです。