Baby Classに限らず,レッスン中落ち着かず多動行為を繰り返すお子さんはいらっしゃいます。
指導する側としてはそういうケースもたくさんあるので大丈夫なのですが,付き添っているお母さま方が不安になったり,殊更子どもに強く注意したりする場面も多々目にするので,そういった状況はいつか落ち着くのだということをお知らせしたいです。
発達に遅れのあるお子さんもそういう傾向があるので,いくつか対処法を考えてみたいと思います。
多動行為に出る原因はとして
- その場面,人に慣れていない
- 自分の居場所が分からない,実感できない
- 興味や好奇心が勝り,突発的な行動に出てしまう
といったことが挙げられると思います。
裏を返すと
- その場面,時間,環境に慣れる
- その子の持ち味が生かされる
- 興味や好奇心をレッスンの内容自体に引きつけて,参加を促す
ということになるかと思います。
先日のベビーレッスンでも
手渡したアルファベットのカードを離さないといったことが見られました。
一度手渡されたものをなかなか返してくれない
これもよくあることです。
解決策として,
- カードを手渡す順序を変える
- 小さな指遊びや歌をはさむ
- 代替品を与えるか,交換条件として代わりの活動をさせる
などがあります。
代替品とは,私もよく使うのですが,
例えばアルファベットカードを渡してもらう代わりに
タブレットのアルファベットカードを指でスライドしてもらうということをやっていました。
一回めのBaby Classを終えて,
そういったお子さんたちの様々な行動や
親御さんの制止に対して
落ち着いて対応されているところが素晴らしいなと思いました。
同じように子どもを制止したり,
注意を重ねるのは
あまり良い方法ではありません。
少しずつこちらの対応を変えながら
うまくできたら大袈裟なぐらいに褒めることが
コツなのです。
良い行動への良いリアクションは
幼い子どもでもわかります。
こうすれば
親は
先生は
喜んでくれるのだな
その積み重ねが大切なのです。