3月1日はぐーぱーさんの誕生日（獣医が決めた）
1998年９月23日の深夜12時過ぎ頃、カレとふたりで酔っぱらってスーダラ節を歌いながら近所まで来たら、見たことのないキジトラがいたの。
あたしがしゃがみこんだら、その周りを渦巻を描くように周回し、やがてあたしの指先に触れた
その瞬間から、激しくすりすり
小一時間もそこで遊んで、「おやすみ」を言って数十メーター離れた自宅へ。
あたし達の後を、ぐーぱーさんは付いてきたの
もうしばらく玄関先で遊んで、「お家にお帰り」とバイバイしてドアを開けたら、一緒にお家に入ってきちゃったのん
一応、新聞紙を切ってトイレらしきものを作り、水も用意したわ。
そして、もう眠かったので、ぐーぱーさんの身体を乾拭きした
その夜から、あたしと同じベッド
ぐーぱーさんはあたしの隣で、へそ天で万歳してすやすやねんねしてた
」って教えてあげた。
いつしか、猫を家族に迎えたくなっていたカレ。
でも、カレは小さな家族と暮らしたことがなかったの。
カレにも、トライアンドエラーの日々がやってきた
ぐーぱーさんのことは「大きさがちょうどいい」って言ってたカレ
乳歯が残っているようなので、「まだ子猫だから、多分もっと大きくなるはず」というあたし
案の定、3キロぐらいのぐーぱーさんは6キロほどになったわ
獣医師と相談して3月1日を誕生日としたわ。
ぐーぱーさんとの日々は、本当に幸せだった
ぐーぱーさんの誕生日を決めてくれ、名前はひらがなが良いって言った獣医師。
ぐーぱーさんは最期まで、miliちゃんは閉院するまでお世話になったわ。
2010年3月2日、ぐーぱーさんはあたしの腕の中で息を引き取った。
きちんと最後のお別れの挨拶をして逝ってしまった。
見事な死にざまだったと思う。
ぐーぱーさんを送るために、あたしはアリイカラーのレイを編んだわ
黄色のマムと赤いシクラメンで。。。
カルトナージュで白い棺を作って、レイをかけたぐーぱーさんを横たえた
東京の西の方にあるお寺さんで荼毘にふし、お骨上げをして今は我が家にいるよ。
赤いシクラメンは苔玉についていたので、その苔玉を家の横に降ろしたら、どんどん増えて行って花を咲かせるようになったの。
今年は、お花は少ないけど、広がったね～
夏になったら葉っぱがなくなるから、球根みたいなのは見えないように、腐葉土を足してあげる。
ぐーちゃんのシクラメンの土が猫のトイレにならないように、カレが細引きで編んだネットの蓋を作ってくれたわ
ぐーぱーさんとmiliちゃんがお世話になった元獣医師は、書痙（ジストニア）という難病の為に閉院したの。
それまでずっとお世話になっていた。
あたしは、この立山雄山で病気平癒お守り手にした。
多分、この時が最初だったと思うけど、それから毎年新しい病気平癒お守りを送り続けている。
元獣医師は、ぐーぱーさんにもmiliちゃんにもお花を送ってくださった。
12歳で亡くなったぐーぱーさんは、あたしが悲しむと出て来ちゃう。
心配かけないように、気持ちを切り替えなきゃって思ったわ
ぐーぱーさんに次に会えるのは、虹の橋かな
その時は、きっとmiliちゃんも一緒に会えるよね
嬉しいとしっぽが太くなっちゃうmiliちゃん
あたしの枕使って満足気だね