空花家にアベノマスクが届いたのは5月末。
そこから遡ること2カ月。
本当にマスクが手に入らなかった頃、
御年80を超えた叔母から電話がありました。
『空花ちゃん、マスク作ったから取りにきて』
コロナ以前は高齢になった叔母夫婦の様子をみに、ちょくちょく家に寄っていたのですが。
コノナでそれも控えていました。
本当にマスクを貰いに行くだけ、長居はしませんでした。
『手縫いだから、上手じゃないけど使って』と叔母。
優しさの塊みたいな手作りマスクが嬉しくて。
久々に会えたことが嬉しくて。
2人とも涙目に
『また作るからね』
『有難うオバチャン体に気を付けてね』
温かい気持ちになれた3日後。
『空花ちゃん、またマスクが出来たから取りにきて』
そのまた3日後。
『マスクが出来たよ。誰でもいいから取りにきて』
そのまた3日後。
『空花ちゃ~ん。マスク~!!』
コロナ禍の中、使命感に燃えた叔母ちゃんは寝る間も惜しんでマスク作りに没頭。③回目以降は布が無くなったと、タオルで作成
そして最終的には台布巾でマスクを作成
おばちゃん…
嬉しいけど、この台布巾…
使用済みだよね?
カピカピしてるよ
花粉もウイルスも吸い放題のスッケスケ
※言えませんが(笑)
涙あり笑いありの
叔母のマスク
有難く使わせてもらいました。
叔母ちゃん、有難う
コロナに負けず長生きしてね。