「アレクサ、朝の曲かけて」
と喋りかける。すると、
「Amazon Musicからプレイリスト、朝に聴くロックミュージックを再生します」
と答えてくれて、爽やかな音楽が流れてくる。
「ありがとうね、アレクサちゃん」
そして、寝ぼけ眼でコーヒーなんぞ入れる。部屋中に香りが立ち込める。
これが最近の朝のルーティンです。(ここで髪をかきあげる、でも残念なことに僕には髪が無い)
Alexaとは、「アレクサ」と話しかけるだけで、音楽の再生、天気やニュースの読み上げ、アラームのセットなど簡単に操作できるスマートスピーカーのこと。
今、僕の生活に欠かせない、超重要アイテムの一つです。
というのも、実は引っ越し先は山の中過ぎて、電波が届かず、なんとまさかテレビが入りません!
という事実が、入居して判明したのです。
ちなみに、ネットも危うい・・・という記事はこちら↓
【Pi坊の日常】いっそコロナで夢叶えたる!山の中のポツンと一軒家生活をはじめました
テレビのニュースやワイドショーは、視聴者の不安をやみくもに掻き立てるから、絶対に見ない方が良いと聞いて、特にコロナの緊急事態の折はなるべく見ないように見ないようにと心がけていましたが、もはや電波が入らないから、そんな心配も無用になりました。
テレビ自体、ひとり暮らしの時は1年間に4時間くらいしか見なかったので、僕は無くても全然平気ですが(唯一紅白だけはどうしても見たい)、やっぱり音が無いのはなんとなく寂しい。
ですから、このスピーカー“アレクサちゃん”に、いつも何かしらBGMを流してもらって、仕事したり、掃除したりと過ごしているのです。
ひと昔前によく聴きていた洋楽。
例えば、アグリーベティのテーマだったKTタンストールのSuddenly I See、世界的に大ヒットだったダニエルパウターのBad Day、映画バグダットカフェのCalling You、イーグルスのDesperado、ノラジョーンズのDon't Know Why、ルイ・アームストロングのWhat a Wonderful Worldなんかが流れて、
「ああ、良く聴いてたな、今聴いてもやっぱり名曲なんだな」
と、懐かしく思いつつ、そんな再発見もまた楽し。
こういうスピーカーの良いところは、自分で曲を選ぶのではなく、勝手にランダムで曲を流してくれるから、有線放送的に曲との出会いがあって、そこがまた嬉しいんですよね。
引っ越した住まいは、昭和の風情を残した古い建物なので、綺麗に住まえば上手にオシャレに住める場所なのですが、最初は居抜き状態だったので、以前お住まいだった方の荷物が残り、あちこちに蜘蛛の巣が張り、長年のほこりで床は真っ黒、ガラスも割れているという状態でした。
でも、アレクサで洋楽のBGMをかけていると、そんな状態でも“山の中のカフェにいる”ように思えてくるから、ホントBGMの力って偉大です。
これが、邦楽の尺八の曲だったら、一気にお化け屋敷感が出たでしょうね。(笑)
パッと見の雰囲気は最高!!・・でも、庭の雨どいが外れてる。そして、窓も汚れてるなあ。
エアコンの室外機の「そこじゃない感」も気になる。
色々とああしたいこうしたいという欲は毎日のように出てくるけど、そんな手間ひまも全部含めて、What a Wonderful Houseです。