【Pi坊の音仕事】裏拍の鬼練だ!単発ゴスペルワークショップの講師を担当しました | Pi坊日記ブログ『舞うごつよかばい』

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作曲家・シンガーソングライター・ゴスペル指導・ヴォイストレーナー・食いしん坊
音楽家のPi坊による日々のあれこれや、音楽のお仕事についてのエッセイブログです。

去年も幾度もお招きいただいたワークショップに、今年も講師でお呼びいただきました。

参加された皆さま、本当にありがとうございました!

 

去年、裏拍の強化トレーニングをやってほしいとのご依頼をいただき、それがとても面白かったので、今回はその続編です。

今回は、メトロノームを使ったトレーニングをやりました。

メトロノームは、基本表拍で鳴るものですが、ちょっとしたカウント方法の工夫によって、裏拍で聴くことが出来ます。

はじめこそ難しいのですが、一度裏に聴こえてしまうと、永遠に裏拍にしか聴こえなくなり、それはそれで若干気持ち悪くなります。(笑)

でも、そこまでになれば、どの曲でも裏拍が頭で鳴るようになるのです!

 

参加者の皆さん、メトロノームのカウントがとてもお上手でした。

メトロノームは今やスマホですぐに入手できますので(便利な世の中よね〜)、ぜひやり続けて、さらに気持ち悪くなっていただきたいと思います。(微笑)

 

さて、後半は、裏拍を意識してゴスペルソングを歌ってみました。

課題曲は、このワークショップのために書き下ろしたAmazing Grace裏拍バージョン。

僕自身も、一度本腰を入れてカッコよくアレンジしてみたかったので、準備がとても面白かったです。

Amazing Graceを4拍子にして、裏拍のリズムを多様、フレーズを足したりしながら、従来のものとは全く違う作品にしました。

 

難しい和音も多用したので、むむむ、果たして終わるかなぁ・・と心配していましたが、すぐに音を取ってくださり、最後は合唱までいくことが出来ました。

土曜日の休みを返上してまで、歌おう!学ぼう!となさる皆さんの吸収力は、本当に素晴らしい!!!

感謝感謝です!

 

裏拍は、次の拍への空間を埋めるものであると同時に、次の拍を引き寄せるものだと思います。

1234のカウントが、1と数えることで、前へ前への引力が強くなる感じがしませんか?

引力がかかり、そこにスピードがかかったり、重さが乗っかったり、音圧が変化したりしながら、音楽が回っていく、それがすなわちGroove。

Grooveのある音楽は、高揚感があるものです。


こりゃあ、きっと人生も同じだわ。

裏拍で踏み込まなきゃ、転びもしないけれど、進みもしないのかもね。(カッチョいいこと言った!!)

 

また次の機会にも、ご一緒にGroovyな時間を過ごせることを願っております!

最後になりましたが、企画をしてくださったマコちゃん、本当にありがとうございました。

遅刻してごめんなさい・・・。