【Pi坊の日常】横浜ラポールでの心魂クリスマスフェスティバル2018を観劇してきました! | Pi坊日記ブログ『舞うごつよかばい』

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作曲家・シンガーソングライター・ゴスペル指導・ヴォイストレーナー・食いしん坊
音楽家のPi坊による日々のあれこれや、音楽のお仕事についてのエッセイブログです。


横浜ラポールの和田剛さんにご招待いただき、NPO法人心魂さんのクリスマスフェスティバル2018を観劇させていただきました。

NPO法人心魂プロジェクトさんは、【ワクワク・ドキドキ・感動は全ての人に与えられた権利である】という理念を元に、主に「難病の子どもたち・ご家族」「児童養護施設の子どもたち」にオリジナルミュージカルやソング、ダンスなどの様々なパフォーマンスをデリバリーするという活動団体です。

 

劇団四季出身の俳優さんや宝塚歌劇団出身の俳優さんを中心に結成されていますので、パフォーマンスは素晴らしかった!

歌に感動し、踊りに感動し、語りに感動し・・・こんな本格的なパフォーマンスを間近に感じられるなんて、いち観客として本当に素晴らしい体験をさせていただきました。

「生身のアーティストが放つパワーをデリバリーする」という想いから、この活動をやっていらっしゃるそうですが、そのパワーは凄まじかったです!ビンビン伝わりました。

やはり音楽って凄い!あのパワーが僕にも欲しい!

難病の方やお子様連れの方にとっては、通常の劇場にはなかなか足を運ぶことそのものが難しいと思いますが、逆に近くに出向いてくださることで、このアーティストパワーを感じることができ、ワクワクドキドキ感動を体験することが出来るのです。

それは、忘れがたい思い出になるのだと思います。

 

他にも、お客様に寄り添った仕掛けがいっぱいあったんですよ。

舞台から下まで降りられるように、階段で繋がっているので、ほとんどのパフォーマンスは客席で行われます。

歌っている顔、踊っている姿が目の前、間近なんです。

 

プログラムは「世界旅行」と題し、様々な国の歌や踊りをランダムに(!?)お客様にリクエストを聞いたのち、パフォーマンスするというスタイル。

まさにその日だけのプログラム。本当に生物(なまもの)のライブなんです。

それを可能にするには、アクターの方々のもの凄い練習量が必要なことが容易に想像できます。

誰であろうと、手抜きなど一切なく、妥協のないことが感じられました。

 

ライブはなんと3時間強!

それでも、子供たちが飽きない工夫が随所にされていました。

知らない歌の後には、必ずアナ雪の曲やクリスマスソングなど誰もが知っている曲が入ってくるようにセットリストされているし、曲の転換や人の入れ替わりもクルクル早くて、ずっと目を楽しませてくれます。

この辺り、さすがミュージカルご出身の方だと思いました。

照明さん、音響さん、大変だろうなあ!

 

そんな中で、聴かせる歌はじっくりと聴かせてくれます。

「あなたが生まれて幸せ」という内容の歌を歌われた際は、僕にもなんだか会場の親御さんの気持ちが伝わり、涙しました。

その気持ちの分かち合いは、正直会場に行って、ご当人を見たり、そのご家族を実際に見ないと分からないんです。

どんなに知識で知っていたとて、車椅子を目の当たりにして、ベッドで横たわる姿を目の当たりにして、それを支えるご家族を目の当たりにすれば、日々のご苦労がいかばかりか想像出来ます。

その中で繰り広げられるパフォーマンスだからこそ、余計に感動するのです。

良かったね、今日は一緒に楽しもうね、と。

たまにはゆっくり休んでくださいね、たまにはご自身も楽しんでくださいね、と。

こういう催しには、私たちも積極的に参加すべきだと思いました。

自宅で、年に一回24時間テレビを見ているだけでは、伝わらないことが沢山あるんです。

 

ご興味がある方は、ぜひ心魂さんのホームページをご覧ください↓

NPO法人心魂プロジェクト

 

感動は書ききれないほどなのですが、エンターテインメントとしても僕は大変勉強になりました。

僕は、こんなデリバリーするほどの実力もパワーも、まだまだ全然持っていないけれど、【体験を売る】ということは音楽を通じて日々やっています。

その根底には「体験してもらうことを諦めない、諦めさせない」という想いがあります。

例えば、僕が力を入れているシニアゴスペルの活動もそうです。

例えば、僕が毎年やらせていただいている子供ミュージカルの音楽もそうです。

子供だから、高齢だから、難病だから、障害があるから、これは難しい、これは出来ないと諦めるのは簡単です。

その中で、これなら出来る、これなら可能だと考え続けることに意味があるわけだし、ほら出来た!、じゃあ次はこれをやろう!とひとつひとつ成し遂げることに達成感とやり甲斐、そして希望があるわけです。

 

今の僕が、音楽を教えること、音楽を作ることに従事する生活になっているのには、ひとえに使命のようなものがあると思っています。

その使命を全うするのは、諦めない強い意志と、人を動かし続けるパワーなのだと教えていただきました。

来年の指針になる気がします。

年末の素晴らしい経験をいただき、本当にありがとうございました!

 

横浜ラポールさんでは、他にも様々な催しをやられています。

ご興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

障害者スポーツ文化センター横浜ラポール


 

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