【Pi坊の日常】そろそろ40歳の本を手に取るようになりましてね・・・まぁ色々思うところ | Pi坊日記ブログ『舞うごつよかばい』

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作曲家・シンガーソングライター・ゴスペル指導・ヴォイストレーナー・食いしん坊
音楽家のPi坊による日々のあれこれや、音楽のお仕事についてのエッセイブログです。

本屋に立ち並ぶ本を、気になったら手に取って、ちょっと読んで吟味して・・・という時間が大好きな僕。

あまり趣味のない僕は、本屋に行く時間が割とリラックスタイムになっています。

 

星の数ほどある本の中で目に留まるのは、やはり最近のテーマや気になっていること。

近頃は、アラフォー街道まっしぐらということで、40歳の本を不思議と目にすることが増えてきました。

 

ふと手にとって、閉店直前で直感で買ったのが、この本。

おお、今まさに!というタイトル。

人様との出会いと同じように、本ともちゃんと出会う時期に出会うようなご縁があるんだと、僕は思っています。

 

最近は、夜型を通り越して朝方に寝る生活なので(これも常識とは違うけれど生産性があれば問題ない・・・と思うんだけどな)、この本も夜な夜な読み進めていますが、いいなと思った言葉が、

 

「40歳はセカンドバースデー」

「70歳に向けてのスタートライン」

そして、「30代までの自分は捨てなさい」という言葉。

 

40歳にもなると、仕事も生活も、だいたいこんなものだという慣れや諦めみたいなものが出る時期だと思うけれど、そうではなく、最高のシニアに向けての新しい一歩だという考え方もあるのだと感じました。

この時代、70歳で花が咲くってこともあり得るんです。

人生どうなるかわかりませんからね。

だからこそもう一度、自分のやりたいこと、自分に与えられたこと、自分のやるべきことを見据えなさい、整理しなさいということなのです。

 

そして、後ろを振り返っては、あの頃は若かった、あの頃は素敵だった、あの頃は輝いてた、もう若くない、もうダメだ・・・と言う最早終わった人にもなりたくないし、逆にいつまでも若いんだ、自分は凄いんだと思い続けて、虚勢を張り続けるような身の程知らずになっても困ります。

30代までを捨てなさいというのは、今の自分を一旦全部受け入れなさいということだと解釈しました。

 

しかしまあ、こういう本を読んでいても、この歳になると納得が出来ない部分なんかもあるわけで、例えば、

 

「苦手な人に対して、うまく付き合えないことに対し“ごめんなさい”と思おう」

「誰かが嫌な態度で接してくるのは、全て自分が原因であるからして“ごめんなさい”と思おう」

 

という内容の記述。

え〜。全然全くちっとも微塵もそんなこと思わない。

例えば、上に書いたような人(最早終わった人や身の程知らずの人)に対しても、

(ひょっとしたら、わたしが悪うござんした・・かもしれないかも)

と思って、反省して過ごしなさいってこと??

人生観、仕事観、生活、言葉遣いまで、合わない人とは徹底的に合わないのでは?

 

苦手な人をも受け入れよう、自分の非を認めようという、その仏のような心を持たんとするのは素晴らしいことだと思うけれど、それは謙虚とは違うと思う。

僕は、ただの時間の無駄にしか思えない。

合わない人に対し、ごめんなさいと思ったところで、その人が変わるわけでもなし、その人と付き合いたいわけでもなし。

70歳を目標にと書いてる著者が、ずいぶん悠長なことをおっしゃる。

だって、たった30年しかないのよ?

その人のために1分でも考える時間を割く暇があったら、自分の身の程をわきまえて努力していきたいし、自分の非を認めるチャンスは他のシーンでいくらでもあると思う。

 

誰も彼もに“ごめんなさい”と心を配っていたら、心カラカラになっちゃう。

そりゃあ、自分が全て正しいなんておこがましいことは思わないけれど、相手だって全てが正しいわけじゃないのだから。

それでいて、「これこそが正しいのだ!」と必死で訴えてくる輩に、なぜこちらが“ごめんなさい”と思わなければならないのか、寸分の理解も出来ない。

もちろん、自分が正しいと思うことも別段主張はしない。(今、このブログでしてるよね?という反論もあるでしょうが・・)

あなたには正解、わたしには不正解。わたしには正解、あなたには不正解。

人の数だけ正解があるのに、人の数だけごめんなさいって思うの?

とーんでもなくバカらしい。

それなら、身軽になった方がずっといい。

身軽になれた分、大切な人たちに“ありがとう”、時には“ごめんなさい”を配って、心潤して、ともに荷物を背負っていく方が幸せで丁寧ではないかしら?と思うのです。

 

という、かのように納得のいかない部分もありつつ、それでも色んな人の色んな知恵をお借り出来る読書はやはり楽しいです。

こうやってブツブツ言うのも、好きだからこそだと思ってやってください。

どーーーーーうしても上記だけは納得がいかなくて、愚痴みたいなブログになってしまって、ごめんなさい。

どーーーーーうしても書きたかった。

 

まだまだ尖った部分がありますが、まあるい四十路を過ごしたいと思っています。(汗)