【俳句日記・10】春のかき菜に畑の労を見る | Pi坊日記ブログ『舞うごつよかばい』

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作曲家・シンガーソングライター・ゴスペル指導・ヴォイストレーナー・食いしん坊
音楽家のPi坊による日々のあれこれや、音楽のお仕事についてのエッセイブログです。


先日、かき菜を使って、お料理をしました。

かき菜は北関東の伝統野菜。

3月から4月の旬にしか出回らない、まさに春のお野菜です。


かき菜について調べものをしていたら、「農薬の使用頻度も少なく、1株から3回ほど収穫でき、高齢化が進む農家にとって身体への負担が少ない」という記述がありました。

農家の高齢化か・・・いやはや、いったいこれからどんな時代になっていくのでしょうか。

このかき菜も、もしかしたら腰が曲がったご老人が収穫したのかな?と思ったとき、この苦がパッと浮かびました。

 

かき菜は、菜の花と同じように、味にほろっと苦みがあります。

その苦みも、ご老人の苦労を思えば、さらにほろ苦く感じるような気がしました。

 

かき菜は春の季語・・・で良いんだよな?

老人のことを古語では「翁(おきな)」言います。

高校時代、古文の授業で習ったな〜と、懐かしく思いながら書きました。

『高齢者』や『老人』と書くより、文字数をグッと節約出来ていいけれど、こんなバリバリの古語を使っても平気なのかしらね・・・。

俳句は、まだまだわからないことばかりです。