先日、かき菜を使って、お料理をしました。
かき菜は北関東の伝統野菜。
3月から4月の旬にしか出回らない、まさに春のお野菜です。
かき菜について調べものをしていたら、「農薬の使用頻度も少なく、1株から3回ほど収穫でき、高齢化が進む農家にとって身体への負担が少ない」という記述がありました。
農家の高齢化か・・・いやはや、いったいこれからどんな時代になっていくのでしょうか。
このかき菜も、もしかしたら腰が曲がったご老人が収穫したのかな?と思ったとき、この苦がパッと浮かびました。
かき菜は、菜の花と同じように、味にほろっと苦みがあります。
その苦みも、ご老人の苦労を思えば、さらにほろ苦く感じるような気がしました。
かき菜は春の季語・・・で良いんだよな?
老人のことを古語では「翁(おきな)」言います。
高校時代、古文の授業で習ったな〜と、懐かしく思いながら書きました。
『高齢者』や『老人』と書くより、文字数をグッと節約出来ていいけれど、こんなバリバリの古語を使っても平気なのかしらね・・・。
俳句は、まだまだわからないことばかりです。