【俳句日記・9】鎌倉の魅力はお寺巡りだけじゃないんです | Pi坊日記ブログ『舞うごつよかばい』

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作曲家・シンガーソングライター・ゴスペル指導・ヴォイストレーナー・食いしん坊
音楽家のPi坊による日々のあれこれや、音楽のお仕事についてのエッセイブログです。


先日、鎌倉へ行ったときに一句。

 

小町通り(鶴岡八幡宮へ続く参道ですね)を歩いていると、ふと古い書店ではたき掛けをする店員さんを見かけました。

「へ〜、本当に漫画みたいに、今どきはたき掛けする人が居るんだー!昭和みたいだー!」

と、えらくそのワンシーンに感動したんですね。

ドラえもんで、のび太が本屋で立ち読みしてたら、はたきを振られますよね。(笑)

まさに、あの光景のリアル版です。

 

春の入学や、入社シーズンを終え、一息ついたところで、ふと埃が気になったのかな?

そんな想像が膨らんだので、素直に率直に詠ってみました。

 

鎌倉って、お寺さん巡りとか季節の散策とか、そういうイメージがあるけれど、実はこんな昭和の風景が残っているのも、魅力のひとつなのでは?と思います。

鎌倉の隠れた味を俳句に出来て、我ながらちょっとご満悦です。

 

春の暮(はるのくれ)という季語は、春の夕方という意味ではなく、春そのものが暮れゆく=春が終わりに近づいた頃のことを言うそうです。

その季語と、はたき掛けがしっかり作用して、情景を写し出せたたら良いのだけれど・・・。