大連マイブーム・復活編! -69ページ目

西安-華清池

華清池。

かの有名な楊貴妃がつかった温泉である。


華清池源泉


これは、源泉。

いまでも、暖かい温泉が湧いている。

楊貴妃がその玉体をつけた温泉と同じお湯を見れるとは、

大変感慨深い。


・・・・・

・・・・・

と、いい気持ちで歴史に酔っていたら、

なんと、中国人たちはその間に、温泉のお湯で遊んでいる。


華清池シャンプー


写真で、首が無いように見えるのは、

頭を下げてシャンプーで髪の毛を洗っている人だ。

観光地なのに、髪の毛すら洗うのだ。


歴史にロマンを求めるのは日本人。

歴史を現実に引き戻すのは中国人。


なんだかおかしくなって、

私たちも5角の使用料をはらって、

楊貴妃のお湯で手や顔を洗った。





大連観光スポット②~九龍壁~

すでに化石となった恐竜が見つめる先は、なにか。


九龍壁


遠く、海の向こう、彼らの住んでいた時代か。


UFOからの眺め


・・・といっても、これはもちろん、作り物である。

ここで本当に恐竜が発掘されたか定かではないが、

ここにつくる必要があるのか?というものを

当たり前のように作る中国に、頭が下がる。



大連観光スポット①~童牛嶺~

10月1日から1週間くらい、中国は休みになる。

「国慶節」建国記念日だ。


大連は、もう、秋。

空が高い。


標識


高い高い空を目指して登れ。

登りついた先には、もっと高く飛ぶUFOが待っている。


UFO下から


はまりドラマ

「花より男子」という少女漫画があるが、

しばらく前、これを原作として、

台湾で「流星花園」という題名のドラマが作られ、大ブレイクした。

それが日本で逆輸入されてヒットしたらしい。

以前見たことがあったが、最近DVDでまた見ている。


F4


このドラマの見どころ、なんといっても俳優達である。

彼らを「F4」という。

日本でもデビューしたらしい。

なんともイケている。

もちろんストーリーもわかりやすくて面白いが、

それよりも、俳優にのめりこんじゃって見るドラマ、

久々である。


ちなみに夫が

「俺は右から2番目に似ている、

そう書かないと、この記事を抹消する」

と脅迫してきたが、やっぱりウソはいけないだろう。



およばれ

マンションの同じ敷地のお宅におよばれした。

彼女は日本人。

だんな様は中国人。

赤ちゃんが一人。

彼女は、とてもきれいなひとで、花が咲いたように笑う。

だんな様は、一目見て、早速降参しちゃったんだそうだ。


だんなさまのお母さんがお昼を作ってくれた。


およばれ


お母さんは、朝から晩まで、孫の世話や家事、

そして自分の事業と忙しい。

でも、

「家族の幸せのためなら、ちっとも忙しくない。」

と言うんだそうだ。


彼女も、いつか、そんな肝っ玉かあさんになっていくのかなあ。

今からは、想像もできないけど。

シェンヤン②

この机は、おそらく親の代から、80年間使っている机だそうだ。

農家の片隅にまだ現役である。


80年の机


使っているのは、この老夫婦。

結婚して、50年近くはたっている。


老夫婦


この日は、満月をめでながら月餅を食べる中秋節。

そして、同時に「918」。

1931年、満州事変が起きた日である。

この老夫婦はいつから生きているのか。

抗日戦争時代、毛沢東共産党時代、文革、そして改革開放。

すべてをどうやってやりすごしてきたのか。

おだやかな笑顔である。


家を見せてくれてありがとう、と言ったら、

「・・・ありがとうなど、言わなくてもいいんだ。

また来てくれれば、それでいい。」

私は笑顔を作りながら、涙が落ちそうになった。

でも、そんなところを見せたくないから、

どこかあっちの方を見るふりをした。


中国のことを勉強したことのある者は、

それだからこそ、やらなければならないことがある。

反日反中と、高々と上がる声の下で、

それでも、気持ちが通じるときがあるのだと、

多くの人に、わかってもらうことだ。




シェンヤン

7年前、初めてシェンヤンに降り立ったとき、

なんと色のない街だろうと思った。

住めば都、1年間暮らし、居心地が良くなっても、

やっぱり色はなく、灰色の街だった。


今回、駅に降り立って、

視覚も聴覚も触覚も、おどろいた。

いろんな色や音、秋の風も押し寄せてくるようだった。

ただ変わっていなかったのは、におい。

シェンヤンの、ほこりくさいにおいがした。


次の日、シェンヤン郊外の農村へ行った。

とうもろこし畑


雨が降るにまかせるしかない、広大な畑。

灌漑用水路などはない。


とうもろこし


今年は、長雨が続き、不作だったそうだ。

中国13億人。

苦労が実らない人たちはまだまだ多い。




出発

約6年ぶりにシェンヤンに行く。

汽車に乗って一人の旅だ。

長い汽車の私の席は、2号車6号、寝台の真ん中席。

寝台の下の席にはめがねの知識人的なおじさんが横になって本を読んでいる。


大連駅


ギ・ギ・ギーという音と共に汽車が動き出す。


町を過ぎ、石炭工場をすぎると、見渡す限りのトウモロコシ畑。

シェンヤンは、何か変わっただろうか?

26歳の私が、あのころ見ていた景色は、変わっただろうか?

空気は?色は?


黄色い駅舎の鞍山駅を過ぎると、あとしばらくでシェンヤンにつく。












景色

上から見る上海の町。

高層窓から


地上から見る上海の町。

南京路・コーラ


内側だけのオールド上海。

和平



南翔饅頭店・小籠包

上海といえば、なんといっても「小籠包」であるが、

それにしても抜群においしいのはやっぱり

豫園の南翔饅頭店だろう。


南翔饅頭


カニ入りのがおいしいが、

これには、ものすごい労力がかかっている。


カニをちまちま手でほる。

ほる。

ほる。

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一日中、これがこの女の子の仕事。

中国人は、こういう単純作業が得意だ。


南翔饅頭かにほり


中には、「えー、こんな仕事、疲れそうだし、かわいそう」

と思う日本人もいるかもしれないが、

案外、彼女は満足してるんじゃないか。

なんといっても老舗「南翔饅頭店」の看板かにほり娘だ。