大連マイブーム・復活編! -68ページ目

セレブ

いつのころからか、雑誌やテレビで

「セレブ、セレブ」という。

なんだか、よく定義がわからないんだが、

ブランド品を山ほど持って、豪邸に住んでる奥さん?

くらいの認識だった。


でも、さいきん、これは本物かも、という方にであった。

オーラだ。

オーラが違うのだ。


決して高いところにはいない。

とても気さくだ。

服だって普通だ。


でも、上品なんだ。

かもしだすなにかが。

あっさりしていて、テレビの団地妻達のように、

群れたりはしない。

自分の世界を持っているし、だから、

人とのつきあいも、べったりではないんだと思う。

たとえて言えば、和三盆か。


そして、なにより、その人がそこにいるだけで、

周りの人たちも、ランク上の人に見えてしまう、

その人の発するオーラの強さ。


びっくりした。

いるんだなあ、と思った。



試供品

この冬、どの化粧品で保湿するか、大問題である。

厳選してしっかりやらないと、何年か後、大変なことになる。

今だって、額をすーっとひとなですると、ささくれだつのだ。

おそろしい。

化粧品を選ぶ基準はもちろん質。

それ以外は・・・?

私の場合、パッケージが大きい。

今、「BIOTHERM」というのを使っているが、

あの透明な、中国語の書いてないひらべったい瓶。

かわいいこと限りない。


ところで、何年か前の中国では考えられなかった“試供品”。

これはロレアル。

他の外資系も結構試供品をくれるところがある。


loreal



loreal2


海外直輸入というわけではなく、

製品自体を作っているのはもちろん中国だが、

こんなのをくれるんなら、ちょっと買って使ってもいいかな、と思う。

日本人は(というか、私は)つくづく広告とか包装とか、

イメージチックなものにおどらされる民族である。



大連の秋

いろんなことがあって、

最近テンションが低い。

「上を向いて・・・」という歌があったが、

あれは、星空を眺めるからいいんであって、

カラカラの青空を眺めると、なんだか更にどうしようもない。


空


上をむけばむくほど、

自分がなんとも役にたたない人間だなあ、などと思う。


赤い葉


秋だからこんな風に考えるんだろうか。

私も季節に流されやすい人間だったのだなあ。



とし・・・?

なんとも恐縮だが、大連で日本語を教えて、

もう1年になる。

なまくら知識しかなくて教えているのだから、

こっちも猛勉強しなくてはならない。

教え方の本を読む、文法の本を読む、新書を読む、

ビジネス雑誌を読む、新聞を読む、インターネットニュースを読む・・・


ふと気づく。

あれ?

目が同じ行を追っている。

さっきも読んだような、読んでないような。

なんだ、結局、頭に入ってないんだ。


これはなんのせいだろう。

としのせい・・・?





りんごの友

とてもいい友人がいる。

住む場所は遠く離れてしまったけど、今でも、いい友人だ。


はじめて会ったとき、自分とは縁のない人だろうと、

お互いに思っていた。

そして、時間がたつにつれ、なんとなく話もするようになったが、

それでも、ぴったりした友達、という感じではなかったと思う。

しかし、ある日、私たちの仲を取り持つ、決定的なことがあった。

お互いに「ボケた(老けた?)りんご」が好きだったのだ。


apple


皆がみずみずしいりんごをおいしい、おいしいと食べるそばで、

もうボケてしまったりんごをモサモサとおいしがる。

私たちは、そんなことが一緒だった。

そして、そのあと、全てを分かり合うようになった。


こんなりんごの趣味が似ている人にあったのは、

人生最初で最後。

お互いにそう思ったら、なんだか、大事にしたくなるものだ。


中国では、もうボケりんごが出始めてるよ、みい。



バス

中国人の運転は概して荒い。

バス運転手も例外ではない。

私はよく「松林小学」のバス停から2路のバスに乗る。

うちの前のだらだら坂など、

ものすごい速さでごーっとくだる。

曲がり角などは、キュキュキュキュ!!だ。


バス路線


1元でスリルを体験できる。

それでも、たまにあんまりひどい運転だと、

乗客が「危ないよ!」と言ったりする。

やっぱり、中国人も怖いよなあ。

うたのちから

ドリームズカムトゥルーのうたを聞いた。

「何度でも」といううただ。


    10000回ダメで へとへとになっても

    10001回目は 何か変わるかもしれない


私は今、へとへとになるほど、悔しいとか苦しいと思うほど

何かをしているわけじゃない。

そして、そうやって、自分の“何か”をしている人を、とてもうらやましく思う。

どんなことでもいい、何かに向かっている人を、とてもうらやましいと思う。


    前を向いてしがみついて胸掻きむしってあきらめないで叫べ!


以前、初めて就職した会社の上司に、いつも言われていた言葉だ。

「あきらめるとダメだよ。」

今は、あきらめるようなこともおこらない。


でも、私の周りにはいる。

夫。

日本語を勉強している人たち。

目標をもっている人たち。

がんばっている人たちが落ち込んでいたら、

このうたを送ってあげよう。

きっと、元気になる。



出張前

夫が南方に出張に行って、もう1週間くらいになる。

なんだか来週も帰ってこれなそうな雰囲気だ。

来週はビザが切れるのに、どうするつもりなのか。

ぜひ帰ってきてほしい。


ところで、出張に行く前、2人で飲んでいた。

夫がふと、「あのさ、文句じゃないんだけどさ・・・」と言う。

今まであんまり何も言わない人なのに、今日はどうしたのか。

これからしばらく会わないから、出張前に

たまった鬱憤(うっぷん)をぶちまけてから行こうというのか。

「・・・なに?」



ブログ作り始めたときの文、覚えてる ?」

「うん」

「最後、なんて書いた?」

「(クロスステッチがどうなるか)乞うご期待!と書いた。」

「なんで、期待させてるのに、まだステッチ終わらないの?」


クロスステッチ


そうだ。

何を言われるのかどきどきしていた分、なんだそりゃと思ったが、

1年前、クロスステッチをはじめて、

それをブログに書いたんだった。

出来ていくさまをUPしようと思っていたのに・・・

ここまで出来たが、まだ未完成である。

とり年のうちに終わらせなければ・・・


それにしても、そんなことをふと思い出して説教するとは、

夫も夫である。






西安-視線

ふと、視線を感じる。


兵馬俑ふたり


なにかを語りたいような、そうでないような。

長安の都の夢は、彼らの中でまだ続いているのだろうか?



西安-回族の街

「鼓楼」という、全く中国チックな巨大な建築物の土台、

アーチ型の暗い通路を抜けると、

私たちがよく知っている中国とはちょっと違うところに出る。


もうもうと立ちのぼる煙。

なんだかわからないスパイスのにおい。

羊や牛を焼くにおい。

小麦で作った丸くてちょっと固いパン。

鼻が高くて、ちょっと目の色の薄い美男美女。


回族


西安にはイスラムの文化が根付いている。

白いふちなし帽をかぶって歩く男性や、

布を頭からかぶって、髪の毛を見せないようにしている女性。

ここは、やっぱりシルクロードの出発点だったんだな、と思う。


あれも中国、これも中国。

中国は広いなあ。