ルサンチマン ブログ -25ページ目

ルサンチマン ブログ

わかんないことだらけ

トリンドル玲奈とかが「私は腐女子です」とかいうだけで世の中は少し平和になると思う

『死の生物学』

武部啓

南窓社

S63



 君が今試験管に入れたその組織片を提供した親個体はもうすでに死んでいるのだ。

そのことを念頭に置かないと、生物学にはならないよ。 


 20年以上前の本ですが、結構面白かったです。


 老化の原因は、生殖腺萎縮説、老廃物蓄積説、減数分裂機構影響説と色々あるようです。


また、バビロニアにせよエジプトにせよギリシャ・ドーリアにせよ、それらが衰退していった

のには、人口減と少人数集中投資の子育て・家族計画、他民族流入などの共通した理由があるそうです。


 生物学の本ですが、人口に関する記述が多かったのは、ダーウィンが当時マルサスの人口論に影響を受けていたように、生物学と人口学には密接な関係が有るという事なのだと思います。



 自然から隔たり、人類からはもはや新しい種が文化することはありえない p115


 あと、この文が印象的でした。

自身の体はもう変化せず、道具のほうを進化させることで適応する、という段階に入ったのかな

と思います。その道具とは、携帯やインターネットのことでしょう。

増補 敗北の二十世紀 (ちくま学芸文庫)/市村 弘正
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 体主義的支配において「テロルのもたらす複数性の破壊」は、

一人一人の個人の心に全ての人間なら完全に見捨てられたという感情を残す p39


 既成事実への盲目的な屈服と権限への逃避とによる「無責任の体系」 p120

インターネットと“世論”形成―間メディア的言説の連鎖と抗争/遠藤 薫
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 スメディアには生活世界を萎縮・植民地化するのだそう。


 思うのは、最近、自身のエコ活動をブログで公開する家族のCMがありましたが、

ああいうのは、本来外部には見られることのなかった私的部分である家族にまで、

見られている、見せるべきである、というような監視の目を入れることになってしまうのでは

ないかと思いました。


 街頭インタビューで答える人が、常々演技してしまうように、

私的生活にまでブログという監視の目が入ってしまうのは、

私的生活でも演技させることになりはしないでしょうか。


 家族活動があったからブログに書いてるのか、

ブログに書くために家族活動があるのか。


ちょっとまとまりませんが、これはもうちょっと考えてみようと思います。


 まあ、リア充家族もいい加減にしろ、ということですね(笑)

紅のメタルスーツ―アニメという戦場/上野 俊哉
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 火のボスニア・サラエボでも、AKIRAやドラゴンボールといった

アニメが消費されていたそうです。

 攻殻機動隊の「イノセンス」の舞台が香港や上海を思わせる街だったように、

多くの看板や運河があり、機械や情報が雑多なアジアのイメージは、テクノーオリエントと呼ばれ

アジアには、西欧が憧れ、嫉妬し、差別したくなる、そんなステレオタイプなイメージがあるそうです。


END

メモ:

・ダナ・ハラウェイ 「サイボーグの主体はマイノリティに宿る」

・攻殻 人形遣い -生命の条件である「死」を獲得するために素子と融合

・境界侵犯的なものはサイボーグになる

恋愛の社会学―「遊び」とロマンティック・ラブの変容 (青弓社ライブラリー)/谷本 奈穂
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 現代社会は、再帰的近代と呼ばれ、

権威や伝統が自分を意味づけてくれず、

個人個人がそれぞれ自己の選択・反省・リスクを担って

未来を作らなければいけない時代であるといわれます。


 恋愛も自身で意味づけていかなければならない中、

ロマンティック・ラブはそんな無政府な恋愛を結婚という

社会制度の範疇に含めてくれる役割があるのだそう。


 そんな恋愛に対して、遊びの恋愛とは、結末の貧弱さや

結末の先送りといった特徴があるようです。


 買い物に迷うような、”揺れ”や”選ぶ贅沢”を楽しむようになった社会では

テレビや店から常に誘惑・自分の貧しさを感じさせられ、目を背けることができない。


 沢あいの漫画「NANA」の登場人物ハチが結婚や恋愛に悩む様子は、

友達以上恋人未満が何人もいて、どれをとっても、他の何かでもありえた可能性があり、

自分の行動を意味づけ・決定付けてくれるものがない現代を表しているそうです。


 優柔不断なハチをナナが擁護してるのに違和感を感じて、「NANA」読むのやめましたが、

人気策だけになかなか現代的なものをあらわしてる作品だったようですね。


END


メモ:

・恋愛の破局 - 主体が自分を償いようのないところまで破壊してゆくもの

・感情社会学 - 感情は本能で決定されない ←社会が決める

・コケットリー - 女性だけが完全になしえる、YES、NOの回り道であるかもしれない拒絶、そ

の後ろに取り消しが立っている承諾 - 要は思わせぶりな態度


ユリイカ2007年9月号 特集=安彦良和 『アリオン』から『機動戦士ガンダム THE ORIG.../著者不明
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 女を消費し、「父」となるはずの少年たちが

逆に母性に取り込まれて未成熟のまま死ぬ、

消費されるはずの少女が逆に「母」として「父」を機能させない、

という構図が、アムロとシャアの物語にはあるそうです。


 富野監督のガンダムは、母性の支配による安定・平和を

一貫して描いているような気もします。

それがユートピアなのかディストピアなのかは分かりませんが。


 あと、安彦良和さんが、インタビューで、ガンダムや攻殻SACを

ポリティカル・フィクションとして受け入れられない人たちを批判していたのも興味深かったです。