どうも!
更新が遅れてる間に都内は桜が散り始め…。
SHAMS(シャムズ)です。
そんな桜色の新作シャツのやっとのご紹介です。
中だるみしないように、今回は2回に分けてのご紹介―。
裏60s。
今作のコンセプトに掲げたのは、華やかなスウィンギンロンドンの裏の顔だった、
実在した双子のギャングスタ―“クレイ兄弟”。
そのツインズが着ていたシャツをイメージ&意識しております。
年明けにこんな告知をしていたのにもかかわらず…反省しきりです。
1950~60年代にロンドン・イーストエンドで(活躍?)暗躍したギャングスタ―です。
ヴィンテージ物やサブカルチャー/ユースカルチャーとは違う側面からの
ヒストリカルな表現で試みました。
私見ではありますが、一般的な1960年代のイメージとは違う60sを表現したので、
新作シャツのテーマとしては”裏60s”…。
1967年製。
このシャツの肝と云うべき襟型は、イギリスで1967年に作られた襟型です。
1967年というと、クレイ兄弟・スウィンギンロンドン共に絶頂期の時です。
その時代に製作された恐らくごく普通の、
だがしかし時代背景や雰囲気が存分に反映された襟型です。
それにしても、まだこの頃までは普通に付け襟=デタッチャブル・カラーが作られていた事に
メンズクラシックが生きていたのを窺(うかが)い知れますねぇ…。
台襟、内側(首に直接当たる部分)の印字です。
既製品の襟型なのでサイズ表記の印字は今でも何とか読み取れますね。
その隣にブランド名や製作年号などが印字されていたのですが…。
入手した当時はまだ何とかんとか読み取れたのですが―、
時と共に今はもう全く識別不能になってしまいました。
その時は1967は確実に読み取れて覚えているのですが、
ENGLAND,LONDONのどちらかが印字されて…
ブランド名は…完全に失念です―。
原物。
たまには原物と見比べてみようかと―。
ハケ目の生地、雰囲気有りますね。
ボディに着せるとこんな感じになります。
緩やかなカーブに、長くも短くもない中庸な長さの襟。
端から7㎜の所でステッチされています。
脱構築。
この古物を佳い所はそのままに雰囲気を損ねず、
SHAMSの美意識を加味しました。
襟の長さ・開き具合そして、台襟の高さはそのままで。
襟先の角を一切の丸みを排除し、
角をピンっと尖らせコバステッチで仕上げました。
分かり易く、原物と重ねてみましょう👇
職人業が光る角のたった襟先。
ステッチ幅は好みが分かれるとこではありますが、
この角が立った襟先にはコバステッチがお似合いだと―。
そして、このコバステッチの縫い目のピッチ…。
ここも職人業がイワセル精緻なミシンワーク。
…少し長くなってしまいましたので、
今回は新作の背景等を知ってもらうところで一旦区切らせて頂きます。
次回全貌を!
御注文お問い合わせは
shamsoftokyo@gmail.com