
豚袋でございます。80年代のことが次々思い出されてきました。
1983年近辺はMTVが全盛を迎えた時代だったように思います。またニューウェイブの名のもとに本当にたくさんのバンドが割拠しておりました。当然「一発屋」に近い輩も大勢いました。特にニューロマンティックという流れがはやっており、デュランデュランをはじめとし、ロマンティックス、フロックオブシーガルス、ABC、スパンダーバレー等々がシーンをにぎわせておりました。(皆短命でしたね…)
フィクスはそんな時代背景のなか、ニューロマンティックではありませんでしたがいきなり出てきたバンドでした。はっきり言って、ジェイミーウエストオーラムのギターに惚れてしまいました。理屈ぬきにカッコよかった。カッティングはもうこの頃は当たり前にリズムギターの主流になっておりましたが、この人はカッティングの入れ方とタメと引き方、そしてリバーブが効きつつ硬質な音色。全てが絶妙でした。本当にセンスのいいギターでした。
メロディーも聴きやすく、長続きしなかったけど人気でしたね。One Thing Leads to Another、Saved by Zeroとこのアルバムからヒットもでましたが、豚はタイトル曲のReach the Beachが好きでしたな。力強さがありながら耽美的。よく聴いておりました。
ジャケットも理科室模型のデフュージョンぽくてすごく印象深いです。でも、、やっぱり人気としては短命に終わってしまったのでした。
Saved By Zero
One Thing Leads to Another