水難続きのテナント工事
見た目似てるけど区別はつきますな。
やったこと無いので分かりませんが(笑)、
写真右のネジ山も全部塩ビ製の水栓ソケットは金属の雄ネジが差し込まれるとネジ山が潰れて隙間から水が出てきちゃうのだと思います。(シールテープ巻いてしっかり締め付ければある程度はもつのかもしれませんが…😅)
金属の配管パイプや水栓側の雄ネジ(だいたい砲金製や真鍮製)を結合したいならやはり相手(雌ネジ)側も金属じゃないとイカンのは理屈で分かりますよね
↓のサイトに詳しい種類と使途が載ってました😄
塩ビの水栓ソケットは同じく塩ビ製のバルブソケット(雄ネジ)を結合するためのモノですな
要は適材適所
種類の違う素材を組み合わせると不具合が起きるもんだし、だからこそちゃんと組み合わせが出来るパーツがメーカーから販売されてるのだと思います。
問題は施工した設備屋?がなぜこんなアウトな継手を使ったのか…。
似たようなシチュエーション(新築ビルのテナント工事)は何度かやってるけどこのソケット違いは初めて当たったので謎は深まるばかりです(笑)
ざっと思い付く限りでは…
① モノを間違えた(中のネジ部以外形も大きさも一緒で重さの差も微妙)。
② インサート付きが在庫切れだった(買い出しに行く手間を惜しんだ、時間に追われていた)。
③ 昔はこのやり方が当たり前だった(知らんけど)。
④ インサート付きは値段が高いのでケチった(まぁ確かに価格の差はありますが…)。
⑤ 架設でどうせ切って捨てる部材だからコレで良いやと判断した(これも④と同じく安く済まそうとした!?)。
⑥ 継手の種類や違いを知らない素人さんか経験の浅い若手が自己判断でやった(まさかの設備屋以外の可能性も!?)。
⑦ ②に関係して手持ちにインサート付きが無くて取りあえず仮に塩ビの水栓エルボを付け、後で交換しようと思ってたけど忘れた(笑)(ぴえん)
…どれも考えられる😅
取り付けちゃうとネジ部は見えなくなるので外見からは気付かないし、
通水しても最初は止水効果があって漏れたりしなかったのかもしれない。
ただ、外した際に感じたけど締め付けもそれほどキツくなかったから、
インサート付きでもそうだけど、ぶつかったりの衝撃で緩んでた(反時計回りに動いた)りすると、もう漏れます😥
水栓のバルブが真っ直ぐになるように締め付け弱めで止めちゃったりとか、斜めになったのでちょっと戻したとか…
ほかにも色々考えられますが、取り敢えず一番の間違いは正しくない施工
不適切な部材を使ったりするからあんな水浸しになったりするわけです(苦笑)
ライフラインに関する仕事はこういう事が起こるから失敗しないように細心の注意と知識や技術が必要だと思うのですが…(苦笑)
「ついウッカリ」が許されないですからねぇ┐('~`;)┌
てか、こんな施工見ると他は大丈夫かと心配になりますな(汗
※現場はマンション1階のテナントスペースで、上は7階くらいまである居住スペース💧
まぁ、最初に書いた通り昨日更にダメージの大きな浸水があったし(笑)、もう切り回しもしてあるので問題視する人も居ないでしょうけどね~😂
てか、大雨で水が流れ込む建物の構造の方が問題…
ハマるパターンの現場かもしれません