水難続きのテナント工事笑い泣き

昨日の浸水ドタバタ↓があったので、イマサラ感ありますが(笑)、
最初の漏水↓の原因が分かったので共有します(笑)😂
関係者曰く、「水栓金物から水がポタポタ垂れていた」との事びっくり
うーん、水栓自体は新しいモノに見える…。
コマやパッキンの劣化が原因ではなさそうだなぁ~。
 
取り敢えず切り回しのためにパイプからカット✂️
そして切ったパイプから水栓を外した際、
漏れた原因が分かりました
 
それがコレ↓
ちょっと暗いですな。
ライトを当ててみました💡
水栓が結合されていた継手部分。
雌ネジが切ってあって、同径(だいたい1/2というサイズ)の雄ネジの水栓金物を取り付けるのですが、
実はこの雌ネジアウトプンプン
この継手は名前こそ水栓ソケット(TS水栓エルボ)というのですが、
金属(砲金)製の水栓金物を結んではダメ笑い泣き
 
水栓金物を取り付ける場合は、
 ↑コチラのインサート付き水栓ソケット(TS水栓エルボ金属付き)という、
雌ネジ部分が金属(砲金)製の継手を使用しないといけませんプンプン
 
並べるとこんな感じ。

見た目似てるけど区別はつきますな。

やったこと無いので分かりませんが(笑)、

写真右のネジ山も全部塩ビ製水栓ソケットは金属の雄ネジが差し込まれるとネジ山が潰れて隙間から水が出てきちゃうのだと思います。(シールテープ巻いてしっかり締め付ければある程度はもつのかもしれませんが…😅)

金属の配管パイプや水栓側の雄ネジ(だいたい砲金製や真鍮製)を結合したいならやはり相手(雌ネジ)側も金属じゃないとイカンのは理屈で分かりますよねニコニコ

 

↓のサイトに詳しい種類と使途が載ってました😄

 塩ビの水栓ソケットは同じく塩ビ製のバルブソケット(雄ネジ)を結合するためのモノですなニコニコ

 

要は適材適所チュー

種類の違う素材を組み合わせると不具合が起きるもんだし、だからこそちゃんと組み合わせが出来るパーツがメーカーから販売されてるのだと思います。

 

問題は施工した設備屋?がなぜこんなアウトな継手を使ったのか…。

似たようなシチュエーション(新築ビルのテナント工事)は何度かやってるけどこのソケット違いは初めて当たったので謎は深まるばかりです(笑)笑い泣き

 

ざっと思い付く限りでは…

① モノを間違えた(中のネジ部以外形も大きさも一緒で重さの差も微妙)。

② インサート付きが在庫切れだった(買い出しに行く手間を惜しんだ、時間に追われていた)。

③ 昔はこのやり方が当たり前だった(知らんけど)。

④ インサート付きは値段が高いのでケチった(まぁ確かに価格の差はありますが…)。

⑤ 架設でどうせ切って捨てる部材だからコレで良いやと判断した(これも④と同じく安く済まそうとした!?)。

⑥ 継手の種類や違いを知らない素人さんか経験の浅い若手が自己判断でやった(まさかの設備屋以外の可能性も!?)。

⑦ ②に関係して手持ちにインサート付きが無くて取りあえず仮に塩ビの水栓エルボを付け、後で交換しようと思ってたけど忘れた(笑)(ぴえん)

 

…どれも考えられる😅

取り付けちゃうとネジ部は見えなくなるので外見からは気付かないし、

通水しても最初は止水効果があって漏れたりしなかったのかもしれない。

ただ、外した際に感じたけど締め付けもそれほどキツくなかったから、

インサート付きでもそうだけど、ぶつかったりの衝撃で緩んでた(反時計回りに動いた)りすると、もう漏れます😥

水栓のバルブが真っ直ぐになるように締め付け弱めで止めちゃったりとか、斜めになったのでちょっと戻したとか…

ほかにも色々考えられますが、取り敢えず一番の間違いは正しくない施工プンプン

不適切な部材を使ったりするからあんな水浸しになったりするわけです(苦笑)

 

ライフラインに関する仕事はこういう事が起こるから失敗しないように細心の注意と知識や技術が必要だと思うのですが…(苦笑)

「ついウッカリ」が許されないですからねぇ┐('~`;)┌

 

てか、こんな施工見ると他は大丈夫かと心配になりますな(汗

※現場はマンション1階のテナントスペースで、上は7階くらいまである居住スペース💧

 

まぁ、最初に書いた通り昨日更にダメージの大きな浸水があったし(笑)、もう切り回しもしてあるので問題視する人も居ないでしょうけどね~😂

 

てか、大雨で水が流れ込む建物の構造の方が問題…

ハマるパターンの現場かもしれません笑い泣き