サワディクラップ!!
本日もKAZのブログにお越し下さいまして有難う御座います!!
今朝のコンケンの空模様は…
雲一つ無い真っ青な青空!!
画像を視ますと暑そうですが…
午前8時頃の気温は18℃。
冷た~い北風が吹いて居まして結構肌寒さを感じる陽気です。
天気予報に依れば寒気団は過ぎ去り暑い日が戻るとの事(涙)
もう少し(出来れば一年中!!)こんな陽気ならば…と思う処です(笑)
さて、表題の件です!!
丁度一週間前の水曜日!!
女房との仲良し?ラウンドを終えまして帰宅途中に「Makro」にて買い物!!
買い物を終えて、さて帰ろうと車を進めましたが…「んっ!?何か変!?」
アクセルを踏んでもターボが効いて居ないような感じでエンジンが吹けない。
前のハイエース200系ヴェンチュリーでフロントタイヤハウス内のエアーリゾネーターが外れた際の症状に似た感じ??で、ほんの僅かですがアクセルの踏み込みとエンジンの回転上昇にタイムラグが有る感じなんです(汗)
「これはなんか変だぞ!!」と国道沿いの「McDonald's」の駐車場に停めてまずは一旦エンジンオフ。
「ハイエース300系のエアーリゾネーターは何処に有るのか??」をググるも…日本では販売して居ない車種ですし、タイ語&英語でググるもヒットせず。
以前のヴェンチュリーの際にはそのままトヨタまで走行して修理に入れましたので同じようにそのままUターンしてトヨタに…と思いエンジンをかけようとしましたが…あらまあ~始動不能に(滝汗)
セルはキチンと廻るのですが着火する気配が無くて…「んっ…どうした??」
色々と考えること約5分!!
そう言えばさっき燃料を補給したのですが…「んっ…そう言えばさっき何入れたんだ??」と
実は…タイの燃料って…まあ~種類が多いんですよ!!
一番上はディーゼルB7という通常の軽油に植物性バイオ軽油7%を混ぜた軽油。環境に優しい上に好効率で排気ガスも綺麗と云う言うなればプレミアムディーゼル(実際1年ほど前までの名称はプレミアムディーゼルでした)
通常の軽油に比べて40%も高額ですがタイでは多いメルセデスやBMWといった高級ディーゼル車の所有者は此方を使用!!
実はKAZも昔乗って居たピックアップの時代からこの軽油を使用して居るのですがスタンドの店員に依っては「この車にはこれは必要ない!」とばかり怪訝な顔をされる事も有ります(汗)
2番目はガソホール95、普通のガソリンに植物性燃料エタノール10%を混合、オクタン価を95にしたモノで更にそこに各種添加物を加えたプレミアムガソホールです。
3番目は通常の軽油(此方は現在、政府が物流業界に配慮しまして一般燃料に比べて安めに設定されています)
4番目はE20と云う普通のガソリンにエタノールを20%混ぜた燃料となります。タイで生産されているガソリン車の多くはこの燃料が使用可能ですが輸入車や旧車はエタノールがゴム製品を劣化させる可能性が有るとの事で使わない方が良いと言われています。
5番目はガソホール91、普通のガソリンにエタノール10%を混合、オクタン価を91にした燃料で上のE20と共に多くの車、2輪車が一般的に使用している燃料です。
一番下はガソホール95、通常のガソリンにエタノール10%を混合してオクタン価を95にした燃料で、言うなればガソホールのハイオクとでも言う燃料ですかね。
此方のスタンドでは取扱いが有りませんがこれ以外に「ベンジン」と言われるガソリンがありこれはそのまま日本のレギュラーガソリン。
そして…まず見掛ける事は少ないのですが「ベンジンプレミアム」とか「ベンジン95」と云うのがあり、此方は日本のハイオクガソリンです。
どちらもなかなか扱っているスタンドは無くて…と、言う事で…実はタイで輸入スポーツカーを所有しますと給油には苦労されると思いますわ(汗)
ちょっと燃料の説明が長くなりましたが…(汗)
エンジン不調でふと思ったのが「給油間違い」(汗)
実はKAZ…中学生~高校生の頃に近所のガソリンスタンドでアルバイトしていた事が有りまして…
当時は「有鉛ガソリン」とか「無鉛ガソリン」とか言われていた時代。
無鉛車に有鉛を入れてもさほど大きな問題は出ませんでしたが有鉛車に無鉛ガソリンを入れますと…ノッキングが発生して大変な事に(汗)(更に無鉛を入れ続けるとエンジン内各部のメタルが焼き付くとか)
軽油車は燃料タンクを開ければ独特の匂いが有りますのでそこに間違えてガソリンを入れる事は無いと思うのですが…
所長さんには軽油車にガソリン給油の間違いは絶対に気を付けろ!!と言われて居ました。
(当時は自家用車で軽油使用は少なかったのですがVWゴルフといすゞのジェミニと云う車にディーゼルがありよく注意して居ました)
で、つい先ほどの給油伝票を確認しますと…
あちゃ~ビンゴです!!(涙)
ガソホール95プレミアムを47.03リットル給油!!(大粒涙)
エンジン始動は諦めまして…すぐにトヨタに車載車の手配です!!
記憶に依れば軽傷ならば噴射ポンプが壊れてそこら辺の部品交換、場合に依っては噴射ポンプそのものを交換。
最悪の場合には各部のメタルがオイル切れとなるのでエンジンを降ろしてのオーバーホール…(滝汗)
しかし…
燃料補給口のキャップには「DIESEL」と大きく書かれて居るのに何故??
記憶を辿ってみますと…確かに女房が店員さんに向かって「プレミアムデムタン!!」(プレミアム満タン!)と言っていた記憶が…
それでガソホールのプレミアムを給油??(アホか?)
まず、このハイエース300系にはガソリン車は存在しませんし、このキャップの記載、そして匂い、更に言えばタイでは給油中もエンジンは動かしたままですからそのエンジン音からもディーゼル車なのは明らか!!
車載車を待つ間に領収書に記載されて居ましたガソリンスタンドの卸会社のコールセンターに連絡!!
それと…「Makro」にて生鮮食料品を購入してますので近くに住む「甥っ子」に連絡しましてその荷物を引き取りに来るように依頼!!
すっ飛んで来てくれたその「甥っ子」が言うには…「叔母さんの処の車の保険はフルサービスだからこれも保険で修理出来るはずだよ!!」って(驚)
さっそく「アイオイ保険」に連絡!!(日本のあいおいニッセイ同和損保のタイ国内会社??)
ガソリンスタンド元請け側の事故担当者、アイオイ保険の現場担当者共にすっ飛んで来てくれました。
アイオイ保険の現場担当者。
真ん中の女性がガソリン元請け会社の事故担当者。
その場で直接担当者同士で話し合いが行われまして…ガソリン元請け側で全責任を負うと言う事で決着したようです。
この女性の話しではよくある事例だそうで…タイでは珍しく「代車代」(レンタカー代)まで保険で出るとか(此方も単に「プレミアム満タン」と軽油なのか?ガソホールなのか?言わなかったと云う過失も有ると思うのでそこまでは請求しませんでしたが)
1時間半ほど待って車載車が到着!!
(此方も保険扱い)
修理の為にコンケントヨタに移送。
アイオイ保険、石油元請け側、共に担当者も此方まで来まして事務所で正式書類にサイン!!
誤給油が原因と思われる不調の修理は3年後まで石油元請け側で責任をもって対応してくれるそうです(嬉)
(因みにこの給油をしたガソリンスタンドは所謂フランチャイズ経営、各店舗側は元請けの言われる通りに保険に加入し、全ての判断は元請け側に一任と云う…なかなか厳しい状態。元請け担当者は「此方は痛くも痒くも無い、兎も角丸く納めたい」と此方の言いなりみたいな感じでした)
但し…工場入庫が12月20日、年末で修理、整備が混み合って居る事と…
まずは不具合個所を確認してそれから部品の発注、在庫が無い場合には取り寄せとなるので年内の修理完了は微妙かも知れないとの事でしたが…
ハイ、此方のトヨタ、所長さんはKAZの自宅の斜め前に住むご近所さんで呑み仲間!!(笑)
入庫直後に電話があり「最優先でやるから心配しなくて良いよ!!」って(嬉)
そしてその三日後、修理箇所の調査の結果…まずは不具合に気付いたのが早かった事。そして…途上国仕様のエンジンなので様々なテスター、補助装置等々が付いて居ないので故障する箇所が少ないとの事で…燃料の総入替えと途中のライン、噴射装置とかフィルター等々の洗浄だけで終わりそうだとの事。
そして昨日の夕方…
無事に修理が終わりました!!(嬉)
聞きましたら…石油元請け担当者は燃料抜取りの際に立ち会いに来まして「タンクに何リットル残っていたか?」を実際に確認!!
直前に満タンで給油したのに半分しか残って居ないとかだと…本社側は「どこかで不正が」と疑うようです(驚)
(タイでは満タン給油は珍しくて1千THB分とか5百THB分とか細かく給油する人が多いのも有るようです)
細かい話しですが…間違えて給油したガソホールの代金は返金!!
修理完了の際には丸っきり空っぽですので試運転の為にトヨタで5リットル給油(修理代金内)、その後ガソリン元請け側で60リットルを持参、給油してくれたそうです。
と、そんな訳で…思わぬ事件に遭ってしまいましたが何とか早期に、そして何事も無く丸く収まり良かったですわ!!
しかし…ちょっと他には無い意匠の車ですので同じスタンドでは給油出来ないなあ~なんて思っちゃいますよね~(汗)