真夜中の汽車はどこへ…#003 | 魔法の呪文をふりかけて…ポンポコ コンコン
おばんです kiriです。

さあ、今回は#003ということで…
またまた、思い込みとカンチガイで突っ走ります。

「銀河鉄道の夜」
宮沢賢治の遺作らしい。
1933年、亡くなられた後、出版されたようだ。
ウイキにこうある。
「1924年ごろ初稿が執筆され、晩年の1931年頃まで推敲がくりかえされて、」
すごい長い時間推敲してたんだなぁ。

なんといっても、このタイトル。
すごいセンス。

タイトルだけで、情景が目に浮かんでしまう。
夜空を走る列車が見えるようだ。
(もしかすると999の影響もあるのかもな)

輝く星空を走る列車。
どういうわけか、音は聞こえない。
よく見ると、窓ごしに少年が見える。

もう、情景がはっきり見えすぎて、
すっかり読んだ気になっていた。

ところが、実際は
アハハハ、まだ読んだコトがなかった。
ブックオフの100円コーナーに感謝しないと。

前回のブログで書いた
「銀河鉄道999」の作家 松本零士は
「銀河鉄道の夜」をモチーフにしてるはまちがいないと思う。
ウイキを調べてビックリした。
「銀河鉄道の夜」とメーテルリンクの「青い鳥」をヒントにしている !!!
2冊も…。
なるほど、なのでメーテルなのか?

さぁ、BGM 行きます。
今回は、主人公の友人、カムパネルラの気持ちに乗って音楽行きます。
そ、いわゆる、劇伴ってヤツ。

かまやつひろし どうにかなるさ


オイラは、まず電車の中で読んだ。
で、どういう訳か文章の中に入れなかった。
読み終わった後、なんにも心に残ってない。

ミンナで賛美歌を歌った情景は絵として心の中にある。
主人公ジョバンニと一緒に
銀河鉄道に乗って旅をした友人カムパネルラが
黄泉の国に最後は旅立ってしまうのもわかった。
タイタニックで遭難した、姉弟と面倒をみていた青年が乗って来たのもわかった。

不思議な鳥打ちやインディアンが出て来て、
不思議なことをやるのも了解。
銀河列車が天の河の丘を走るのも、印象として心にある。

でも、すべてが繋がっていかない。
なんだ、やっぱり、オイラは読解力がないのか。
やばい、共通試験は最低点だな、きっとオイラは。

コリャ、まずいっていうんで、
今度はお風呂で読んだ。
チト、のぼせたけど。

なるほど。
なんとなくわかったような気がした。
でも、頭の中で整理できない。
不思議な現象が唐突に起こったり
ジョバンニがなんで哀しくなったのか…
そのセリフはどういう意味があるんだ

とか、考えているうちに
オイラは、ストーリーを追えなくなってしまってるんだろうな
ってのが、わかった。

森があるのに
森を見ずに、
その森の中にある1本の木の
葉っぱを見てたにちがいない。
(葉っぱがすごく綺麗で
なんか見とれちゃうんだよな。)

ちがう、ちがう、葉っぱじゃない。
そだ、森だ、森。
森を見ろ、kirigirisu。
.
またまた、電車で読む。
で、やっぱりやっちまった、乗り過ごし。

雨にも、風にも、雪にも
負けるけど
乗り過ごしには負けず、読み終えた。

流れが全部見えた。
そうか、そういう話だったのか。

そして思った。

これ、童話だろ。
こんなに悲しい童話があっていいのかよ。

〔to be continued〕

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ドキュメンタリーの仲間たち
インターネット上映会

2021年のスタートは
野澤和之監督 「生きる力を求めて」です。
どういうわけか、ここに予告を張り付けられないです。
と、この作品はオイラは、音楽でかかわってないですが、
よさそうです。

詳しくはこちらをどうぞ。
https://www.filmmaker-viale.com/