壁が必要 | ピコニコラの屋根裏部屋〜植物療法と日々のこと。

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日々の徒然、感じたこと、何でもない話、生きること、よもやま話。

心 って
開かなければいけないものなの?


いいえ。


誰かのために無理をして開くものではないの。
開きたいとき
開きたい人にだけ
思いきり開くだけでいいの。



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朝から、壁について書きたくなりました。

家と家の境界線。
お隣さんと自分の家。

部屋と部屋。
台所と茶の間

あら、案外私たちって、
壁を持って生きているのね^^
面白い。


って、良くないイメージがあったんだけど、そうでもないのね。
新発見した気分でした。


壁は守るもの、区別するもの
エリアを分けるもの


オープンであることが善で
閉じていることや壁があることは
決して悪ではないのだ。




先日、またいつものようにね、
ピコモリさんと私は夜遅くに
今日も、一日お疲れ様の会。
ちょこっとビールを飲みながらね、
撮りためてある、ある旅番組を見ていたんです。


場面はイギリスで、

私は地理がとても苦手なんだけれど、説明すると、
日本人がイギリスと呼んでいる国は4つの小さな国の集合体。
正式名称はグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国。

イングランド、スコットランド、ウェールズと、アイルランド島の北側を占めている北アイルランドの4つの国。
1つの国を作ってはいるけれど、それぞれに
民族も違うし、独自のアイデンティティーを持っている。そのような国。

背景は宗教だけれど
ほんのごく最近の1998年まで紛争が続いていたところ。

ここでイギリスについて全然詳しくはない私が一応説明すると、
ピースウォールという壁があって(ピースウォール…プロテスタント住宅街とカトリック住宅街の間に隔たる巨大な壁のこと。宗教対立の象徴でもあり、現在は観光地になっています。)
 

番組の中でタクシーの運転手にさんが、
『壁があるおかげで僕らは平和なんだ』と語っていたのが印象的でした。

誰も紛争は望んではいないのに
色んな勘違いや自分を守りたい思いがあって
古い歴史の色んな背景から
今に繋がっていて。



この壁がもたらす平和はとても、繊細で壊れやすく不安定な平和かもしれないけれど
今にも崩れそうな不安定な今や不安定な平和を守ってくれているのかもしれません。

この壁が、平和を保つための『何か』なのね。


壁が守っている平和もあるのだ。

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