思い出の上書き | アラフィフゆきの心の声

アラフィフゆきの心の声

アラフィフゆきです
夫が50代で癌にて他界しました。
未成年の子供達2人と
3人で生きていきます。
寂しい、不安、泣きたい、普段は表に出せない言葉を
吐き出します。

現在アメンバーは受け付けていません。

ゆきです。


今年に入って、家電の調子が次々と悪くなりました。


全部買い替えなんて出来ないので

修理をお願いしたり、放置したままのものも。


そしてついに洗濯機が壊れました。


排水口を掃除したり、ゴミを取り除いたりしたけどダメ。

水漏れが止まりませんガーン


この洗濯機は8年もの。

亡き夫は一度も使いませんでした。

理由は多忙?やる気の問題?


まだ子供達が幼い頃

珍しく私が熱を出して寝込みました。

子供達の食事はなんとか用意したけれど

みるみるうちに洗濯カゴが溢れてきて、

それでも放置なので

出勤前の夫にお願いしました。


するとその日帰宅後の深夜

洗面所からスマホのトリセツアプリの音声が聞こえてきました。

そう夫は洗濯機をただ作動させることも

出来ないのです。


四苦八苦している夫に私は

ただただウンザリして、

辛い身体を起こし洗濯機のところヘ行き

「もういい」

と言いました。

夫は憮然として立ち去りました。


その後、洗濯機を回し大量の洗濯物を干していても

手伝ってもくれませんでした。

情けなくて涙が出ました。



新しく設置されたピカピカの洗濯機を見て、

あの時の事はこれでもう思い出さなくてすむかな。


家の中に夫の知らないものが

少しずつ増えてきました。