こどもを保育園に預けて、一人で出勤する時の身軽さといったら、ナイキのエアマックスくらいの衝撃があったかもしれません。
軽い。動きやすい。そして、気楽。
出産前まで、ずーっとこうして生きていたのがウソみたい。
働くママ生活も半年を越えましたが、今じゃもう、私にとって一人の通勤時間はなくてはならないものになりました。読書、メール返信、ネットちらちら。ぼーっと考え事タイムさえ、ありがたい。
最近、気になってたまらないのが、自分の身なりです。
こどもと一緒だと、自分のことまでさほど気は回らないのですが、一人で歩いていると、
「私、単なるおばさんだ」
と客観的に認知する。…がくっ。
これ、こどものせいにするのが一番簡単です。ゆっくり買い物したり、ファッション誌で研究したり、鏡の前であれやこれや合わせてみたり、昔みたいにはできないもーん、と。
でも、それだけではないということもうすうす感づいてはいるのです。
産前産後、体重こそ変化しなかったけれど、出産前の洋服がどうもしっくりこないのはなぜ?
では、新しいのを調達と思っても、何を着ていいかわからない。髪形もメイクも低迷中。
こどもの出現とともに、私の賞味期限も終了したような、切ない感じ。
キレイなママ以前に、一人の女として、ヒジョーにまずい。
あー、一体、どんな装いすれば素敵な大人になれるんだ?
そんな折、FMでいいことを耳にしました。
モデルのSHIHOさんが対談で、「こどもを生んだ後、それまでの洋服が似合わなくなって…」というようなことを言っているではありませんか。SHIHOさんって、私よりちょっとお姉さんなお年頃ですね。出産したのも同じくらいの時期だったはず。
勇気でたーーーーー。
SHIHOさんでさえ、そんなふうに感じたとは!
問題はこどもじゃない。30代後半は女の曲がり角ってとこすかね?
たまたま出産と曲がり角のタイミングが重なっただけ?
しかし、うちの子ときたら、けっこうなかなか何を着ても似合うのです。親バカですみません。うちに限らず、チビちゃんたちって、何を着ても愛らしいものですよね。
我が家で一番の服持ちの彼女。
1歳8ヶ月のファッショニスタ。
バランスとれた家族になれるよう、父ちゃん、母ちゃん、がんばるよ。トータルコーディネートが大事だもんね。年齢のせいにするもんか。
ばぁばに買ってもらったブーツがお気に入り。すーっとフローリング滑って開脚したりしています。「くっく、くっく」とつたない言葉がかわいいことよ。私も大好き、この形。チビのこのシルエットって、たまらない。もう少し寒くなったら、お外で履こうね。