オバサン | ちっぴのブログ☆CHIPILOG

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美しい大人を目指す私の日々

先週末、高校時代からの友達と目黒でイタリアンを食べました。


夜7時、食通の友達が予約してくれたお店に集合だったのですが、春といってもまだまだ寒く、風は不穏なくらいにやたらと強く吹いていて、一人でお店へ向かう夜道がなんとも心細いこと。理由の一つは目黒という街が完全にアウェーな土地だからであり、もう一つは私がひどく方向音痴だから。そして、地震やら節電やら、そわそわの原因は今もなお続いている。


とはいえ、これ、たった5分の道のりの話です。


それにしても、お店に着いて友達に会い、まわりは満席、わいわいがやがやと賑わっている様子を見てホッとしました。一歩お店に入れば、そこはまるで台風の目。暖かく、美味しく、店内は大いに活気づいている。大げさにも、「日本は大丈夫」と広告のキャッチフレーズみたいな思いが沸き起こってきたものです。元気出せる人は、元気出していかないと!


さて、高校の修学旅行では同じ班で行動を共にした私たち。スパークリングワインに続いて白ワインを飲み、「みんな、変わらないね~」という話になりました。友達たちは、「ちっぴ全然変わらない」と言ってくれましたけど、やっぱり私、当たり前に、年くってます。


先日、がっくりきたことがあります。


TSUTAYAでDVDを4本借りて、家に帰って見てみたら。


4本のうち1本が、ブルーレイ!我が家でブルーレイは見れないじゃん!


なんでなんで?


なんで私、ビデオ屋でブルーレイって気が付かなかった?


そして、ビデオ屋のおねぇちゃんは、なんで教えてくれなかったのよ?


「こちらはブルーレイですけど、よろしいですか」とかってさ。


誤って借りてしまったブルーレイは、タイトルをここに書くこともはばかられるようなバカバカしいコメディだし、もう一度TSUTAYAまで出直して取り替えてもらう勇気もなかったので、泣く泣くあきらめましたけど、ワタクシ、自分のミスにがっくりきました。なんだか、オバサンくさいミスだから。


しかし、目黒のイタリアンを後にして、深夜過ぎのクラブでだんなさんと合流したのは、ヒジョーに若々しい動きだったのです。音に酔いしれ、体はリズムを刻んじゃうと言いたいけれど、次々に浮かんでくる弱音たち。


「つ、疲れた…」


「ちょっと座って休みたい」


「何時に帰るの?そろそろ帰らない?」


だめだこりゃ、あたしは少しずつオバサンに近づいている。朝までなんて遊べない。


と思ったその時、私の目を釘付けにしたのは、本物のオバサン。見た感じ、60歳近いオバサン。こう言っては失礼ですが、夏木マリのようなイケイケのタイプではなく、本当にふつうのオバサンがクラブの暗がりで揺れていた。黒いタートル、黒いパンツ、大ぶりなネックレス。そして頭は大仏パーマ。実話です。


オバサンを舐めちゃいけない。オバサンは人生を楽しむ術を知っている。


私なんか、まだまだ、まだまだ、これからだ。がんばろう、私!!!