これは、私たち夫婦が住まい探しをしていた時に

私が体験した実話です。


🔷↓前回のお話はこちら。



私たち夫婦が上記の「霊道のある借家」に

長く住んでいた頃、

私はその時だけ、期間限定で

霊を感じることができたようです。

そのおかげで、霊の出る物件を

買わずに済んだので、


今日はその頃の事を書こうと思います。


「借家を出て、自分たちの家を持ちたい」

そう思ってから、2年以上、

住宅展示場や建売住宅や

時には中古物件を訪ね歩くのが

休日のルーティンのようになっていました。


ある建売住宅を内覧した晩のこと、

その家の中に女の子が立っている

映像が私には見えました。

赤いワンピースに白い丸えり

よそゆきの服を着たような

おかっぱ頭の5歳位の子どもです。

服装と髪型の感じから、

戦前の子どものように私には思えました。


建売住宅として管理している

「S不動産」は、この女の子に

気がつかず、販売しているのでしょうか?

入居前にお祓いをすれば

この子はいなくなるのでしょうか?

幽霊付き物件なんてまっぴらごめんです。

買うはずがありません。


こんなふうに家を見て歩くので

例えば車で走っていて「売り家」の旗が

出ていれば、のぞいてみることもありました。


小学校にほど近い、古くからの住宅地で

その家は売りに出されていました。

私道から入って少し奥にあり

敷地が広く日当たりも良さそう。

建物が少し流行遅れなのを我慢すれば。


私たち夫婦は、好奇心から

車を止め、その家に近付いてみました。

引き戸の玄関には鍵がかかっていて、

「内覧したい場合は電話するように」と

連絡先が書いてありました。

連絡してまで中を見たい物件では

正直ありませんでしたから

ベランダからチラッと中をのぞいて

そのまま休日を過ごし、夕方帰宅しました。


その夜のことです。

私が眠っていると、あの中古物件の

映像が出てきました。


中古物件の居間は

すすきが生えた原っぱに変わっていて

どういうわけか

墓が四つ並んで建っているのです。


そして茶色っぽい服を着た老婆が

線香をあげています。

線香を持った老婆が私に言います。

「この墓には、赤ん坊がいて

よだれで線香を消してしまう。

いくら線香をあげてもだめなのだ」と。


意味がわかりませんでした。

ただ、とても薄気味悪い映像でした。


何日かして、その中古物件のチラシが

うちの郵便受けに入っていました。


私が夢で見た通り、

居間の奥に板の間があり、

北側に台所がある間取りでした。

ベランダからチラッとのぞいただけなので

間取りがわかるはずはないので、

私は本当の家を見せられたのだと

思いました。


しばらくしてその「売り家」の近くを通ると

旗がなくっていて、三輪車がとまっていました。

あの家に誰かが移り住んできたようです。


私が見た墓は何だったのでしょうか?

墓を潰して家を建てるなんて

ありえるのでしょうか?


あの老婆は、いったい誰なのでしょうか?


不思議な映像を見せられましたが、

あの「売り家」に移り住んだ人が

怖い目にあわないように

願うしか、私にはできませんでした。


長文お付き合いくださり

どうもありがとうございましたお願い

みなさんが読んでくださること、

いいね😊が、とてもうれしいです。