いつから聴くようになったのか忘れましたが、アファナシエフの音楽へのアプローチは独創的でありつつも正統的な感じがあり、尊敬するピアニストの一人です。
十代の半ばでベートーヴェンのピアノソナタを全曲弾いていたといいますから、音楽にのめりこんで若い時を一生懸命に生きた人なんでしょう。
エリザベート王妃国際音楽コンクールのときの映像が流れましたが、打鍵の位置が高い!!
曲のせいかもしれませんが今の演奏とは少しスタイルが異なっているようにも見えます。
ロシアピアニズムの肝はピアノに歌わせること(ピアノで歌うこと)というような話をなさっていました。
モスクワ音楽院のレッスンの場面では、
「大げさに表情豊かに演奏する必要はない」
「純粋に音楽にむかって大げさな仕草はしないこと」
「ペダルを使って大きな空間に音を満たしていく」
などアドヴァイスをしていました。
「能」の音楽にも音楽家の友人とともに興味を持っていて、その友人は新しい刺激ではなく懐かしい音楽に聴こえたといっていました。
囃子、地謡等が懐かしいというのは自分にはない感覚です。
いい加減、日本の伝統音楽を異文化的に感じるこの身体をどうにかしたいものです。
シルヴェストロフのオーラルミュージックが心に沁み入りました。