国語のテストでありがちなのが
「この場面の登場人物の気持ちを考えなさい」
「この時の作者の気持ちを考えなさい」
という設問。
私はこの手の問題に非常に苦手意識がある。
「説明が正しいものを選びなさい」
なら書いてあることと照らし合わせて
間違ってるものを排除するだけなので簡単。
しかし「気持ちを考えなさい」というのは
書いてあることから自分で想像を膨らませ
考察する必要がある。
この考察ということが
私はどうしても苦手で
今でも抽象的な文章や表現に触れると
何を言いたいのかサッパリ分からない。
はるか昔の記憶で
やけに鮮明に覚えているが、母も
「そんな作者の気持ちなんて
分かるわけないじゃんね」
と言っていたことがある。
母もこういったことが苦手だったらしい。
最近は老眼で読まなくなったが
それでも母も読書は好きだった。
ミステリー小説が好きなのは母の影響だ。
そんなことが分からなくても
本は楽しく読める。
それこそ、ミステリー小説は
トリックや犯人探しで楽しめるし
最後の謎解きの爽快感といったら堪らない。
ただ、夏目漱石はなかなかそうはいかない。
私は夏目漱石が好きだが
作品の理解は全く出来ていない。
だから研究書とか他の人の考察を読んで
あぁ、そういうことだったのか、と思う。
自分で考えられたら
もっと読書が楽しかったんだろうな。
それに加えて現実世界でも
人の気持ちが全く分からない。
これは一種のネガティブな性格というか
「自分に対してマイナス感情を
抱いてるに違いない」
「喜んでるように見えるだけで
実際には失望してるに違いない」
とバイアスがかかってるせいでもあるけど。
でも、実際に人の気持ちが分かる人って
現実世界にどれだけいるのだろう。
それはそうと、私は何故か
現代文の点数はいつも良かった。
英語のリスニングもそうだけど
分からない時の直感だけは
冴えているのかもしれない。