【Used】PETROF P118P1 Beech Satin Finish
Discacciati Piano Bench Mod.105
今回は最終テストの動画からご紹介、出荷調整を終えて店主も欲しいと思えるピアノに仕上がっているかどうか技術者&ユーザーの両目線でチェック。これも工業製品ではなく「楽器」であればこそ。
日本人の音楽家さんのこんな素敵な記事も発見しました♪
さて、ここからは出荷調整の模様をレポート。一台一台の作業を公開していることも他店にはない顧客サービスです。
入荷時にプレップアップ(精密調整)を実施していますが、弊社では出荷前にも再チェックしています。ぜひこれからピアノを購入される方々にも参考にして頂きたいです。
アクションを外して内部の点検から開始!
新品同様に輝くチューニングピン✨新品・中古を問わず錆や汚れが付着していないか最もチェックしやすいポイントです。
クリーニング済の弦、こちらも錆なく綺麗な状態✨
弦が駒に密着するよう真鍮棒で「駒打ち」、振動が響板にしっかり伝わるように。
鍵盤を外して鍵盤下部、棚板や鍵盤筬を掃除。キーピンも一本ずつ磨いて滑らかです✨
白鍵はバフ掛けクリーニング、研磨して小傷も綺麗に✨
ハンマーが適切な位置で打弦しているかチェック。よく調整されたハンマーは間隔も角度も綺麗に整っています。
続いて鍵盤均し(高さ)のチェック、白鍵は鍵盤レベルに視線をあわせると僅かな凸凹も一目瞭然。ご自身のピアノはいかがですか?
続いて鍵盤深さのチェック、専用あがき定規を用いて10mmを計測。パンチング紙で微調整していきます。
そしてトリルや連打にも関わるハンマー接近距離のチェック。0.5mm単位で低音、中音、高音を精密に調整。
バックチェック、ブライドルワイヤーなどアクション各パーツを適切なポジションに調整。
ハンマーストップは打弦後に15mmの位置で止まるように調整。弾き心地に一体感が生まれます。
整調最後はダンパー調整。止音や動作のタイミングをチェック。
そして調律、先を見据えてA=443Hzで実施しました。
最後に針刺し整音&ハンマー処理。フェルト表面を綺麗に仕上げると音質にも艶が宿ります✨
出荷点検&調整が完了!こうして入念に作業を施していると担当するピアノ技術者もピアノ個々に愛着が芽生えます。
外装を組みます。PETROFの蝶番ネジにはスイス製ポジドライバーを使用。ヨーロッパ製ピアノの整備には適切な工具も必要です。
下前パネルを外して底板も最終チェック&掃除。
真鍮製ペダルは磨いてご覧の通り新品同様✨
イタリア・ディスカチャーチ社製ピアノベンチはPETROF専用にオーダーするので色もぴったり。座面はグリーンをご用意しました♪
北欧家具のような温もりのあるビーチ(ブナ)材の外装🌳
木目模様、デザインの美しさもPETROFの魅力✨
中欧チェコ共和国の古き佳き文化を日本の住空間へ。和室など日本の趣きある部屋にもコーディネイトしやすい木目サテン外装は人気👍
マンションでご使用のため今回はゴム製インシュレーターで階下への音漏れを抑制。使用環境に応じて木製かどちらか選択頂けます。
PETROFメーカー保証書には弊社の刻印、プレップアップ作業完了報告書にもデータを記入。納品後のサポートまで考慮して一台ずつ記録を残して出荷しています。
キーカバー、トップカバー、クリーナーなど付属品一式をご用意。
出荷準備が無事完了!あとは運送会社の引取を待つばかり...🚚
ビニールカバーを被せて出荷時まで大切に保護。
心待ちにされているお客様にどうか喜んでいただけますように✨
ペトロフピアノ専門店&輸入元
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