希少なP118P1ビーチ艶消のUsedモデルが入荷即ご成約✨

こちらは8年前にプレップアップ&メンテナンスしてきた店主にとっても想い入れのあるピアノ。お客様のお引っ越しに伴って再び弊社でお引取いたしました。

 

「どなたか大切に使用して頂ける方に」と前オーナー様、素晴らしいコンディションであり購入されたお客様は非常に幸運。今回は新たなオーナー様のために再プレップアップの模様をレポートします😊

 

新品と見間違うような美品、それでいて響きは程よく熟成...

 

 

映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネも実はPETROFユーザー!

イタリアが生んだ名作曲家をも魅了するチェコ製ピアノの情緒溢れるサウンド。そんな楽器の作業風景を紹介してまいります♪

 

アクションを外してチューニングピン&弦をクリーニング、といっても当初から錆のない良好なコンディション✨

 

一弦ずつ真鍮棒で駒打ち、弦の振動が駒&響板に十分伝わるように。

 

キーピンを一本ずつ磨いて滑らかに、弾き心地も軽快に...。

 

白鍵はバフ掛け、磨いて微細な傷を綺麗に取り除きます。

 

新品以上?綺麗に仕上がった白鍵。触り心地も上質👍

 

キャプスタンスクリューも綺麗に磨きました✨

 

キーピンの角度も細かく修正します。

 

ハンマー先端にうっすら付いた弦跡をファイリング。改めて弦合わせを見直していきます。

 

ハンマーと弦の当たりをひとつずつチェック。間隔、角度も綺麗に修正。

 

弊社でプレップ&メンテしていたので作業も楽です。

 

キャプスタンスクリュー調整、ロスをなくします。

 

バランスキーピンの前後位置も修正。

 

鍵盤の高さをパンチング紙で微調整。

 

白鍵が一枚板のように美しく均されています✨

 

黒鍵の高さも正確に12mmでリセット。

 

ハンマー接近調整。トリル、連打が入り易いように0.5mm単位で微調整します。

 

そして鍵盤深さのチェック、パンチング紙で10mmに調整。

 

ハンマーストップ位置は弦から約15mm。弾き心地がまとまります。

 

音を止めるダンパーの動作、掛かりを調整。

 

A=442Hzで調律&整音を施して作業完了!アクション、鍵盤が整い内観の美しさがさらに引き立ちます。

 

曇っていたペダルも研磨、新品同様✨

 

専用イタリア製ピアノベンチを新しく開梱、ピアノ本体と同じくビーチ(ブナ材)でオーダー。座面はお洒落なグリーン!

 

PETROF P118P1 Beech Satin Finish

Discacciati Piano Bench Mod.105

こうして再度のプレップアップが完了、いつでも出荷可能に...。

あとは新オーナー様の受け入れ態勢が整うのを待つばかり。弊社は先々を見据えてチェコ共和国の名器を技術サポートしています♪

 

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