この日は大田区池上の音楽空間イデアレーブイケガミへ!

 

都心に寄り添う「癒しの住空間」、そして国内唯一となるペトロフP210Pasat常設のコンサートホールを併設

 

 

午前は練習室にあるヤマハUPから作業を開始!

 

施設オーナー様が愛用されていた当時の高級モデル。

 

前回クリーニングしましたが再点検。60年の歳月を経ていますが弦の錆、プレッシャーバーなど金属パーツを綺麗に維持✨

 

鍵盤を外して内部も清掃&キーピン磨き。店主が研鑽を積んだピアノ工房時代を思い出します。

 

弦合わせ、ハンマーが正しい位置で打弦するよう微調整。

 

湿度が高かったためA=443→442Hzにピッチ下げ調律。

 

鍵盤の高さ&深さもチェック&調整。

 

ハンマーストップ位置を揃えて弾き心地に一体感。

 

最後に整音、ハンマー針刺し&綺麗に整形処理。

 

古いピアノでもメンテナンスの作業内容はほぼ同じ。パーツは錆なく綺麗に、適切な調律と成長、整音を施すことでまだまだ現役!

 

Twitter、ではなく今はXですね。新名称には慣れませんがこちらでも作業&動画をご紹介しました♪夏のピアノ曲といえばこの作品?

 

さて、こうして午前の仕事を終えて昼食へ外出!

 

イデアレーブイケガミすぐ近くに由緒ある池上本門寺が佇みます。

 

その門前蕎麦、人気の「十割そば古賀」へ。

 

 

自慢の十割そば&うな玉丼のセットを美味しく頂きました♪

 

腹ごしらえが済んだところでいざこの日の主役へ!

 

PETROF P210 Pasat Black High Polish 

@IDEAREVE IKEGAMI

 

 

納品して2年が経過、ちょうどコロナ禍と重なってしまいましたが、今年になってコンサートやリハーサル、愛好家の練習会などご利用が増加!SNS上の評判も上々✨たとえばTwitterでこのような反応が...

 

 

 

チェコの名器ペトロフピアノに初めて接する奏者もいらっしゃるためブランドの観点から責任は重大。日々オーナー様とともに看板ピアノのコンディション維持に努めています。

 

まずは弦をクリーニング後、響板上の埃を吹き飛ばします。

 

駒打ち後、低下していたピッチを上げ調律。

 

硬くなったハンマーフェルトにはピッカーで針刺し整音。

 

ここでアクション&鍵盤を本体からいったん取り出し。

 

サポート合わせをチェック後、シャンクローラーにテフロン処理。より上質な弾き心地にリセット。

 

ハンマー針刺しの痕跡を綺麗に処理、朗らか&艶々しい音色に✨

 

鍵盤の高さ&深さも微調整でOK。納品当初に比べて徐々に楽器が安定し始めています😊

 

アップライトもグランドピアノもハンマーストップは共通作業。

 

最後に再び整音、綺麗に整形して作業完了です!

 

天井高4.6mの解放感のある空間、音響を考慮して天井と壁面に平行な面のないユニークな工法。写真は二階席からのアングル📸

 

 

様々な楽曲のフレーズを試しながら整備したピアノの出来をユーザー目線で入念にチェック...。ただ事務的に調律や調整を実施するのではなく、最終的に演奏者にとって「楽器」と感じてもらえるかが大切。「料理の味覚」と同様、調律師の音楽センスが大いに反映されます。

 

調律、音質など気になったバラツキがなくなり店主もご機嫌😊

最後に外装を綺麗に磨きます。PETROFロゴも✨

 

そして天屋根も、独特の間接照明が鏡面に反射して美しい。

 

こうして午後じっくり取り組んだメンテナンス作業が完了!

PETROF人気の秘密はピアニスト目線の繊細なメンテナンス...。良く整備されたピアノのあるところに音楽家は自然と集います。

 

9月の演奏会をご案内、従来とは異なる非常に意欲的なプログラム!会場にイデアレーブイケガミを選んでくださり御礼申し上げます。

 

これからピアノを購入される方、そして音楽サロンを開業される方はピアノメーカー選びも大切ですが、自身と同じくらい楽器を大事に考えてくれる販売店(調律師)かどうかも非常に重要なポイントです。

 

弊社がPETROFを設置した他の施設もぜひ訪ねてみてください♪

 

 

 

 
 

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