今年もいよいよ今月末10/31(土)~11/1(日)の2日間にわたりチェコフェスティバルin関西がやってきます!
コロナ対策に配慮しながらの開催、ビール🍺にワイン🍷、もちろんペトロフピアノ&音楽も🎶チェコ共和国の魅力がひとつの会場に集まる年に一度のイベントです🇨🇿
チェコ共和国大使館ウェブサイトでも発表!2020年は日本とチェコの外交関係樹立100周年とあって気合い入っています💪
https://czechrepublic.jp/czechweek/czechfestival-in-kansai/
毎年司会を務める関西のチェコ人タレントのスザンカさん、モラヴィアワイン&チェコビールを輸入するP&Mのパヴェルさんが打ち合わせをかねてピアノプレップに遊びにきてくれました!Na zdravi🥂(乾杯!)
大阪では昨年から開催、今年は2回目となります。前回のチェコフェスレポートはこちら!
今年のプログラムもやっと公開されました!
そんな10月末のチェコフェスティバルin関西に出展するペトロフピアノが決定!
P118P1ウォルナット艶出モデル、深いブラウンの木目ピアノです🇨🇿🎹
ペトロフUPのスタンダードモデル、部分的に丸みを帯びたシルエットがチェコらしい洗練されたデザイン👍
関西の皆様にお楽しみ頂けるよう心込めてプレップアップ(精密調整)を実施、チェコの作曲家アントニン・ドヴォジャークの有名曲「ユモレスク」で店主自らテスト...🎶
小型アップライトながら迫力ある響き、チェコの音楽はもちろんビールやワインにも合いそうな芳醇な音色に仕上げました😋
それでは作業の始終を皆様にもご紹介、輸入ピアノは仕入れた後の調整が肝心要です☝️
チューニングピンをひとつずつクリーニング。
アクションを外して弦もクリーニング。
駒打ち、真鍮棒で駒付近の弦を小突いて密着させることで響きの伝達を確かなものに。
鍵盤をすべて外して内部の清掃、金属製のキーピンも綺麗にクリーニングすることで滑らかなタッチを作ります。
フロントキーピンの角度を微調整。
キーホールをブラシで掃除、鍵盤内部の木屑を綺麗に取り除きます。
そして鍵盤調整、左右の遊びを適度に作ることで上下の動きをスムーズに。
鍵盤の力をアクションに伝えるキャプスタンスクリュー、綺麗に磨いて摩擦を減らすことで滑らかなタッチに。
バランスキーピンの前後位置を正確にそろえます。
キャプスタンスクリューをまわして適切なポジションに調整。
ハンマーと弦の合わせを確認、正しく打弦するように調整。
鍵盤の高さを定規でチェック、僅かな凹凸も丁寧に均します。
鍵盤レベルで段差をチェック、鍵盤同士の境界線が綺麗にそろうまで調整します。
鍵盤高さの次は深さ、専用パンチング紙を抜き差しして10mmに正確に調整。
ハンマー接近、繊細なピアニッシモやトリルにも関わる大事な調整。
ハンマーにあわせてアクション部品のポジションを調整。
ハンマーストップの位置を15mmでセット。
ダンパーの動作をチェックしてから調律、A=443Hzで出荷調律を行いました。
ハンマーフェルトに針刺し、弾力性を整えてから3弦合わせを実施。
最後にフェルトを整形、表面を綺麗に仕上げて作業完了です。
こうしてチェコの名器がやっと「楽器」に✨
Discacciati Piano Bench Mod.105
ブランド=良いピアノではなく、こうした精密な調整作業がそのピアノをブランドに見合う価値に高めることを音楽ファンの皆様にもっと知って頂けると店主は嬉しいです。
2013年に創業以来、何台にも渡るプレップアップ作業を経てチェコ製ピアノの魅力を日本の皆様に広めてまいりました😊
名器ペトロフピアノの実力を知りたい方はぜひ大阪・堺へ。ご来場をお待ちしています!
【エピローグ・・・】
チェコフェスin関西に出展したPETROFが無事ショールームに戻ってまいりました!今年も大阪・堺ではプレップしたチェコ製ピアノの魅力を沢山のご来場者、音楽家の皆様にも体感して頂きました。その模様を少しだけどうぞ♪
歌、ピアノ、ヴァイオリンの情緒あふれる音色に店主の気持ちもチェコに誘われました🎶🇨🇿
ご家庭、サロン、スタジオ、コンサート会場...。ただピアノを販売するだけではなく、様々な環境に納品した後いかにお客様に楽しんで頂くか、それを弊社は常に追求しています。
多くの人たちを魅了したP118P1ウォルナット艶出モデル、チェコフェスティバル出展品として特別にご案内♪
日々の真摯な調整作業はそんな弊社のポリシーに必要不可欠なもの。これからもチェコの名器ペトロフの美音を各地にお届けしますので、どうか今後の展開にご期待ください😊