チャイムの音がしたけれど、
なかなか中に入ってきません。
どうしたのかな、と外に出てみると、
お母様の自転車の横に立って、
何か言っている様子。
入らない、とぐずっているみたいです。
それで色々話しかけていると、
お口を大きくあけました。
中には大きな飴玉が入っています。
「わぁ、いいな～、おいしそう～」と声をかけると、
何だかすっと気持ちが切り替わったみたいで、
いつもの通りに中に入ってきて、
いつものようにレッスンできました。
一体何が起こったのか、
子どもの心は謎だらけですが、
もしかしたら、
お口に飴が入っていたので、
ためらっていたのかなぁ・・・？
子どもながらに一応、
ここはピアノの先生の所だから、
飴をなめながらはダメなのではないかと、
考えたのかなぁ・・・？
まだ小さくて、
ピアノで遊ぶことが中心のレッスンなのですが、
大人を振り回そうとすることをしない、
素直な気持ちのある子です。
もちろん主張はたくさんするし、
嫌なことは嫌だったりしますが、
ピアノを習いに来ているのだと理解しているのが、
すごいなと思います。
それに、
小さい手も指も、
ちょこちょこした動きも、
もう何とも言えず、可愛いのです。
ピアノでたくさん遊んで、
ピアノを弾くのは楽しいことだと感じながら、
ちょっとずつ色々なことを覚えて、
上達してくれたら嬉しいですね。
少し大きくなって、
素敵なピアノを弾くお姉さんになった〇〇ちゃんと、
小さい頃はこんな風だったよね～、
なんておしゃべり出来る日が、
今からとても楽しみです。
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