初回のレッスンにやってきた年中さんが、
テキストから手を放しません。
「これをやる」、と意気込んでいるのは、
ご用意いただいた数冊の中の1冊です。
先日楽器店の楽譜売り場で目にして、
わ、これ楽しそう、と引き込まれてしまいました。
何が楽しそうかというと、
遊びのイメージを拡げながらピアノを楽しめる所。
絵本のような作りで、
絵を見てお話ししながら、
ピアノを弾いて遊べるのですね。
他のテキストから始める予定だったレッスンですが、
この子の強い思いで、
まずはこれから。
線路の絵を見てお話しして、
「かんかんかん・・・」と弾いて見せると、
さっそくこの子も、「かんかんかん」。
色々な場所でやっているうちに、
ドの場所はしっかり覚えたみたいです。
「もっとやる」、とページをめくるので、
次のかくれんぼの絵を見て、
「もういいかい」、と弾くと、
これもさっそく弾けるようになりました。
「まぁだだよ」、も弾けたので、
すごいねぇと言うと、
この日一番のかわいい笑顔を見せてくれました。
色々な使い方が出来そうだし、
いわゆるテキストらしいページもあるこの本ですが、
これだけで読譜やテクニックの基礎を学ぶのは、
ちょっと難しそうな気もします。
なのでそこは他のテキストを使って、
というかメインのテキストは別のものにして、
この本では、ピアノを弾く楽しさを、
存分に味わってもらえたらいいなと思います。
ピアノの先生のお家に遊びに行く、
と思っている、まだ小さい生徒さんが、
ピアノを弾く楽しさや、ピアノが弾ける自分を感じて、
その先に進むきっかけになったらいいですね。
遊びたい気持ちとピアノが弾きたい気持ちを、
小さい身体いっぱいに表現しているこの子が、
楽しみながら伸びていく姿が楽しみです。
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