楽譜に貼ってある付箋には、
「前の部分が関係ある説」とか、
「まだ続く説」とか、書いてあります。
前回のレッスンで、
「この曲は、
不思議な所にアクセントがたくさんついてるから、
何でついてるのか考えてみてね」
と話したら、
自分で考えて書いてきたのです。
同じようなフレーズなのに、
アクセントがついているものとないものがあって、
その理由は、
前の部分が関係しているのでなないかと考えたり、
フレーズの最後の音にアクセントがついているのは、
次の部分に続いていくからではないかと考えたり。
色々考えてみると、
同じアクセントでも、
弾き方が変わりますね。
どこにアクセントがあるか、
細かく楽譜を見て、
その理由を考えるのは、
すでに作曲家との対話です。
こういう対話を通して音楽に近づいて、
感じて理解した音楽を表現するのは、
ものすごく深い楽しさを感じる、
音楽そのものの時間ですね。
アクセントだけでなく、
スラーもテヌートもスタッカートも表情記号も速度記号も、
そう書いた作曲家の気持ちを感じようとしながら、
色々な「説」を考えて、
より音楽への理解を深くできたら素敵です。
ピアノが好きで、
いつも丁寧に上品に演奏するこの子が、
たくさん考えながら音楽を楽しんでいく様子が、
目に浮かんできます。
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