「弾きにくい所とか、ある?」
ときいてみると、
「ここが、弾けるけど間違えちゃうっていうか、
何だかうまくいかない」
と教えてくれた生徒さん。
左手が小指でベースの音を保持したまま和音を刻む、
難しい部分ですね。
確かに、弾けてはいるのですが、
小指で支えきれていないので、
和音がすべったりして弾きにくそうです。
どうすれば弾きやすくなるか説明して、
一緒にやってみたりしましたが、
そんなにすぐに出来るようになることではないので、
ここは時間をかけて部分練習していくことにして、
まずは最後まで譜読みを終わらせることにしました。
4ページあるなかなかの大曲ですが、
もう最後に手が届くというすごい進捗状況で、
この調子で譜読みを終わらせて、
じっくりと完成度を上げていくのが、
今回の作戦なのです。
何しろ意欲的なので、
きっと良い仕上がりになりそうだと、
とても楽しみにしているのですね。
それにしても、
左手がきちんと弾けていないことに気づけるこの子の耳は、
素晴らしいなと思います。
音楽への美意識が育っていなければ分からないことで、
いつの間にそんな感受性が育っていたのだろうと、
感心してしまいますね。
「すごいことに気づくね。
耳のいい子は上手になるんだよ」
と伝えると、
ちょっと恥ずかしそうに笑っている様子が、
ものすごくかわいいです。
この子にとってピアノが得意なことのひとつになって、
さらに自信を持って成長してくれたら、
こんなに嬉しいことはありませんね。
一緒にがんばれるのが嬉しいです。
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