卒業式で行う合唱の伴奏が、
どんどん綺麗になっています。
前奏や間奏以外にもピアノの聞かせ所のある、
ちょっとおしゃれな曲で、
この子の感覚が思い切り生かせそうなのが、
嬉しいです。
「この和音の連続は、
スタッカートみたいに弾くのと、伸ばし気味で弾くのと、
どっちがいいですか？」
なんてすごい質問をしてくるこの子は、
音楽を感じる心の豊かな子なのです。
歌の流れを見ながら色々試してみると、
そこはやっぱり、中間かな。
スタッカートでは軽すぎるし、
伸ばしすぎると重たくなるし。
歌が音を伸ばしていてピアノを聞かせる部分では、
それまでとは違って右手を出して、
音の動きを表現したいですね。
そんな色々な私の提案を受け止めて、
何度もやってみるこの子も、
音楽を楽しんでいるのが感じられます。
ソロとは違うアンサンブルならではの楽しさを存分に味わって、
またひとつ成長していくのでしょう。
思い出に残る卒業式になりますね。
旅立ちの季節を音楽で彩って、
深く味わっている貴重な時間。
素敵な経験になりますね。
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