少し手首の回転を使いながら弾いている生徒さん。
音のまとまりを感じているのが素敵だなと、
感心しながら見ていました。
ブルグミュラーの最初の曲は、
レガートを学ぶ綺麗な曲。
8分音符のまとまりの通りに弾けば、
それだけでも滑らかになりますが、
2拍目の裏の音から3拍目の始まりへの気持ちを感じると、
動きが出てさらに素敵になりますね。
この子は手首を使うことで、
そんな躍動感を感じているのかもしれません。
「〇〇ちゃん、毎日は練習出来てないって言ってたでしょ。
でもそれって、ものすごくもったいないと思う」
と言ってみると、
えっ、という顔をしたので、
「だって〇〇ちゃん、絶対上手になる子だもん」
と続けると、
表情がふわっと柔らかくなりました。
音楽を感じる心のある子が、
練習不足で伸び悩んで嫌になってしまったら、
本当にもったいないですね。
毎日練習しようねと、
タイミングを見て言おうと思っていたのですが、
心をこめてとても綺麗に弾いていたこの日は、
思い切って言ってみたのです。
毎日の練習習慣は簡単につけられるものではないので、
すぐにどうなるというわけではないかもしれないのですが、
この子の心の中に、
上手になれる自分が練習しないのはもったいない、
と思う気持ちが、
根ざしてくれたらいいなと思います。
音楽を感じて、感じたものを表現する楽しさを、
人生の傍らにおいて成長してくれたら嬉しいですね。
ふるつかピアノ教室 ホームページはこちらです。
http://www.furutsukapiano.com/
ポチッと応援していただけたら、すごく嬉しいです。
↓