少し前から、
来年夏の発表会の曲について話していた生徒さん。
「〇〇の曲はどうですか？」
と言っていたのは全て難度の高い曲で、
楽譜を見せてあげると、
「あ、これは無理ですね」、と。
それで、
手の届く曲を候補としてお母さまにご連絡したら、
週末にご家族で聴いてくださったそうです。
その中から１曲決めてレッスンに来たのですが、
「この曲は、今年の夏に弾いた曲より難しいですか？」
ときくのです。
「難しい曲が弾きたいんです」、とも。
なんてすごいのだろうと感動して、
ちょっとがんばれば手が届きそうな、
かっこいい曲を弾いてみると、
「いいですね！」、と嬉しそうです。
即決はしなかったのですが、
その日のうちにお母さまから、
その曲にするそうですと連絡をいただきました。
この子はこれまで、
難しい曲を弾くのがあまり好きではなかったのです。
ピアノをやめようかと考えたことも、
たぶん何度かあったのではないかなと思います。
でも今年に入ってから急激に伸び始めて、
意欲的になってきたのですね。
こういう時は、ぐんぐん伸びて花開くチャンスです。
来年夏の曲も、
すでに練習を始めたくてウズウズしているらしいので、
さっそく始める予定です。
チャレンジ曲にはなるので、
途中で挫けることのないようにたくさん励まして、
この子が満足できる演奏にしていきたいですね。
楽しみです。
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