毎月教室で発行しているニュースレターんに掲載しているコラムを、

 

こちらにも転載いたします。

 

 

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練習する子の育て方 「指使いを守ろう。」

 

 

今回は指使いについてのお話しです。

 


レッスンをしていて時々出会うのは、

 

指使いを守っていないために弾けない・弾きにくい、という状況です。

 

 

次の音に行きずらい指を使っているために、

 

いつもそこで止まってしまったり、

 

ごく稀には、小指や親指を使わないで、

 

3,4本の指で弾こうとしているということもあるのです。

 

 

これではとても弾きにくいし、

 

そのまま練習してもおそらくスムーズにはならないので、

 

そのうちめんどくさくなってしまうということにもなりかねません。

 

 

音さえ合っていれば、

 

指使いは適当でもいいと思ってしまうかもしれないのですが、

 

実はそうではないのですね。

 

 


また、少し弾けるようになってくれば、

 

指使いは美しく弾くこととも密接にかかわってきます。

 

 

滑らかに弾きたいフレーズで不自然な指くぐりをすれば、

 

スムーズに動かすことは難しいし、

 

和音をレガートでつなげたい時には、

 

そのための指使いが必要になります。

 

 

 

実は指使いには基本のようなものがあります。

 

 

特に音階や半音階やアルペジオや和音には、

 

定型となっている指使いがあるのです。

 

 

定型というのは、

 

長い年月、たくさんの人が弾いてきた中で定着してきたものですから、

 

やはり手にとって自然な使いやすいものになっています。

 


また、黒鍵には出来るだけ親指を持ってこない方が良いですし、

 

特に速い動きの場合に同じ音を連打する時には、

 

同じ指を使わない方が弾きやすくなります。

 

 

そして基本的には、

 

出来るだけ少ない動きで弾ける指を使うことを考えた方が、

 

スムーズに弾くことが出来るのですね。

 

 


もちろん一人一人手の大きさも形も違っていますから、

 

誰にでもこれが絶対に良いと言い切れる指使いが、

 

あるわけではありません。

 

 

けれども、

 

自分にとって弾きやすくてしっくりくる指使いを、

 

見つけられるようになるためにも、

 

特に初めのうちは楽譜に書かれている指使いの通りに弾いて、

 

基本を身につけることは大切なのだと思います。

 

 


「急がば回れ」とことわざにも言われるように、

 

楽譜を読む時には、

 

音だけでなく指使いも見る癖を付けておくことは、

 

余計な苦労をしないで上達していくために大切なことです。

 

 

指使いを守って練習して、

 

まずは基本の指使いを身につけましょう。

 

 


練習を通して、ピアノが弾ける喜びと自信をさらに大きく育てましょう!(^^)!
 

 

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