「〇〇ちゃんは左利きじゃないですよね？」
と思わず確認してしまいました。
もしかして左利きだったっけ・・・と思う位、
左の音がしっかりと出ていたのです。
右利きです、とお母さまがおっしゃるのをきいて、
ですよね、
左の音がしっかり出ていたので疑問に思ってしまいました、
と頷きながら、感心していました。
「片手の練習をするようになったら、上手になりました」
と教えてくださって、
なるほど、と納得。
前回、
「両手で1回弾いたあと部分に分けて片手ずつ練習してね」
とお願いしてあったのを、
この子はちゃんと守って練習してきたのですね。
丁寧に弾けているけれど、
もう少し安定させたくて提案した練習ですが、
やはり片手練習は大事だと、
改めて確認できた気がします。
何気なく弾いていた左手にも気持ちが向くようになって、
左が安定すれば当然右も弾きやすくなりますから、
曲全体の流れも、各段によくなるというものですね。
この子の練習の仕方は、
砂時計で時間を測るというかわいいもので、
今は、５回ひっくり返して、
全部で１５分練習することにしているのです。
「弾いてる途中で砂がなくなっちゃうことがある」
と、またまたかわいいことを言うので、
「そういう時はそのままににしておいて、
弾き終わってからひっくり返してね」、と答えながら、
何だかのどかで微笑ましい、
素敵な練習風景だなぁと、思っていました。
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