「ぼくひとりで弾くの？」と生徒さんがききました。
これまでの発表会は、
ご家族との連弾で参加していた子です。
「そうそう、今度はひとりでがんばってね」と答えると、
「ええ～、むりむり」と言う様子は、
どうしても嫌という雰囲気ではなくて、
まだ自信がないみたいです。
前回決めた発表会の曲を弾いてもらうと、
右手のメロディーはだいたい大丈夫そう。
まだあやしい所はありますが、練習すれば弾けそうですね。
この子が感じている問題は左手なのですが、
実は出てくる音はドとソだけなので、
ちょっとやってみたら、譜読みもすぐに出来ました。
私が右手を弾いて左手を弾いてもらうと、
何とか弾けそうな気配。
ちょっと手ごたえを感じたのか、
自分から両手に挑戦しはじめて、
なんと半分弾けちゃいました。
いつも元気にがんばる子ですが、
これでますますやる気になったかな。
発表会でのはじめてのソロですから、
緊張もするでしょうし、きっと不安もありますよね。
でも、そこでがんばって気持ちよく弾くことが出来たら、
ものすごく達成感もあるし、
自信にもなりますね。
ぷくぷくの頬っぺたがかわいいこの子が、
大きな舞台でお客様に拍手をしていただいて、
嬉しそうに笑っている様子が、目に浮かんできます。
がんばりましょうね。
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