毎月教室で発行しているニュースレターに掲載しているコラムを、
こちらにも転載いたします。
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練習する子の育て方 「練習への声掛けは成長したい気持ちへの手助けのひとつ。」
「練習しなさいと言わないと、やらないのです」というお話を時々伺います。
自分から練習するようになってもらいたいと思うのは当然だし、
声掛けをすることで雰囲気が悪くなったりケンカになってしまったりするのは、
嬉しいことではありませんね。
とはいえ、自分から練習をするというのが理想ではあっても、
理屈通りにはいかないのが日常生活というものでもあります。
やらなければと思っていても、
ついダラダラしてしまうのも当たり前と言えば当たり前で、
そんな時に練習のきっかけ作りとして声掛けが役に立つなら、
それは決して悪いことではないと思います。
声を掛けられるのを嫌がる場合、
おそらくそれは声を掛けられるのが嫌なのではなく、
「強制されるのが嫌」「怒られるのが嫌」ということなのではないでしょうか。
それなら、強制と感じさせず、怒られていると感じさせない声のかけ方を、
工夫すればよいのかもしれません。
例えば、何時になったら声をかけるのか、
どんな言葉で言ってほしいのか、
子どもの気持ちを聞きながら一緒に考えて決めておけば、
強制されたという感覚はあまり持たずにすむのではないかと思います。
怒られていると感じてしまうのは、
やはり言う側にイライラした気持ちがあるからだと思いますが、
それも当たり前のことだと思います。
やらなければならないことをやらない我が子を見ているのは、
なかなかしんどいものですよね。
私自身は、アドラー心理学の「課題の分離」という考え方が好きで、
ピアノの練習をするのは「子どもの課題」だと考えています。
これは全て子どもに任せて口も手も出さずに放任するということではなく、
子ども自身の成長したい気持ちを信じて、
その子が望む手助けには力を惜しまないということなのではないかなと、
全く自分流に解釈しています。
もちろんこれが、誰にとっても正しい考え方なのだと言うつもりはありませんし、
それぞれのご家庭にとっての正解があるのだと思いますが、
こんな考え方もあるという一例として、
頭の片隅に置いていただくのも良いのかなと思います。
練習への声掛けを、
成長したい子どもに寄り添う手助けのひとつとして活用できたら、
子どもにとっても安心感のある、
親子での練習への取り組みになりそうな気がします。
練習を通して、ピアノが弾ける喜びと自信をさらに大きく育てましょう!(^^)!
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「練習する子の育て方のバックナンバーは、HPに掲載しております。
ふるつかピアノ教室 ホームページはこちらです。
http://www.furutsukapiano.com/
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