先週決めた発表会の曲が、
すでに半分、右手だけですが弾けています。
それもたどたどしい感じではなくて、
すっかり曲らしく弾いているので、もうびっくり。
すごいねぇ、と感心していたら、
「自分から積極的に練習するようになりました」
と、お母さまが教えてくださいました。
確かに弾きたい気持ちを持って練習しているのが、
とてもよく分かりますね。
ちょっと前まで、読譜に苦手意識があったようなのですが、
最近では、分からない音があると、
テキストの最初に書いてある音符の表を見て、
自分で確認するようになりました。
もともと表現する楽しさを知っていて、
きれいなものに視線が向かう子ですから、
きれいな曲が自分の力で弾けると分かった時には、
ぐっと興味が増すのかもしれません。
この子は、お兄ちゃんの付き添いで、
小さい頃から来ていた子なのです。
そんなこともあって、
ピアノを楽しんで成長していく姿を見ていられるのは、
本当に嬉しいのですね。
読譜の壁を乗り越えるために、
思い切ってテキストを変えたり、
発表会でも、弾きたい曲ではなくてクラシックの曲にしてもらったりと、
色々注文をつけてしまいましたが、
良い方向に伸びてくれていることに安心させてもらっています。
夏の発表会の舞台では、
かっこいいこの曲を、この子らしく表情豊かに弾いてくれそうで、
とても楽しみです。
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