レなのに1の指とか、ミなのに2の指とか、
初めてポジションを移動して弾く曲に出会うと、
ほとんどの生徒さんが戸惑う様子を見せます。
テキストによっては、
最初から色々なポジションが出てくるものもあるようですが、
今メインに使っているテキストでは、
2巻の中頃に始めて出てくるのです。
楽譜を見て、ファだなと分かったら、
自然に4の指が動いてソを弾いてしまったりして、
慣れるまではちょっとストレスを感じることが多い曲なのですね。
そんな大変な曲を丁寧に弾いてきた生徒さんは、
ピアノを始めて1年ちょっとの1年生です。
いつも熱心に練習してくる子で、
これまでも、難しい曲でもめげずに練習して弾けるようにしてきました。
今回もきっと、苛立ちも葛藤も多少はあったと思うのですが、
冬休みの間もちゃんと練習して、
しっかり弾けるようにしたのですからすごいなと思います。
ピアノを習得する過程は、
ひとつ乗り越えたらまた次の壁が出てくるみたいな、
大変なことの連続かもしれません。
でも、ひとつずつ乗り越えるたびに実力がついていくし、
弾ける曲が増えて音楽の世界が広がりますね。
それに、練習してだんだん上手になっていく自分に、
自信を持てるようにもなるのではないかなと思います。
素直にがんばって、ポジション移動の壁を乗り越えたこの子は、
一歩ずつ着実に成長していける子なのですね。
この子らしく、丁寧に伸びやかにピアノを楽しみながら、
素敵なピアノを弾く人に成長していく姿が楽しみです。
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