音大のお教室に移った教え子の、

 

演奏動画が届きました。

 

 

発表会形式の試験での演奏です。

 

 

 

毎回送っていただくたびに、

 

上手になったなぁと嬉しくなるのですが、

 

今回も盛大に頬が緩んでしまいます。

 

 

間の取り方も素晴らしいし、

 

何より音色の幅がすごい。

 

 

フォルテの中でまたニュアンスを付けていくのは、

 

聴いていて解放感があるし、

 

いきなりのピアノの緊張感がまた、

 

たまらない気持ちよさです。

 

 

 

音大の教室に移るときに、

 

それまでの電子ピアノから買いかえたグランドは、

 

ベヒシュタインの弟ブランドのホフマンで、

 

練習の度に、このホフマンさんが、

 

この子の気持ちに応えているのかもしれませんね。

 

 

何しろお高いピアノですから、

 

最初はご両親も迷われたようですが、

 

「どうしてもこれ」、と引かなかったこの子の、

 

大正解だったのだなと思います。

 

 

 

もちろんピアノのおかげだけで上達しているのではなくて、

 

真摯に向き合っているこの子の毎日が感じられます。

 

 

そんなことを考えていると、

 

じーんとしてしまいますね。

 

 

 

難しい曲に挑んでも振り回されることなく、

 

どこか抑制のきいた安定した演奏をしているのを聴きながら、

 

この子の、落ち着いたあたたかみのある性格の良さが、

 

生きていることを感じていました。

 

 

 

教室を離れた教え子の成長を見られるって、

 

嬉しいことですね。

 

 

送ってくださったお母さまに感謝です。

 

 

 

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クリスマス会に弾く曲を、

 

迷っているという生徒さん。

 

 

3曲提案した中の2曲のうち、

 

どちらを弾くかが決められないのだそうです。

 

 

どちらもすごく綺麗で、

 

表現したいこの子の気持ちに寄り添いそうな曲ですから、

 

迷う気持ちはわかりますね。

 

 

 

それなら、

 

今回は、どちらかといえば弾きやすい方を選んで、

 

来年の夏にもう1曲を弾けばよいのでは?

 

 

ということで、

 

1曲はこの子の夏用にお取り置きしておくことにして、

 

少しだけ弾きやすい方の曲を弾くことになりました。

 

 

 

早速譜読みを始めてみると、

 

思いのほか弾きやすかったみたいで、

 

ちょっと余裕の笑顔。

 

 

思い切り心を込めて、

 

表現することを楽しんでくれたいいですね。

 

 

 

このクリスマス会は、

 

この子にとって初めての、

 

この教室での発表の場です。

 

 

気持ちよく弾いて、

 

自信を深めてくれたらいいなと思います。

 

 

 
彼岸花がきれいな季節↓
 

 
 

 

 

 

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毎月教室で発行しているニュースレターに掲載しているコラムを、

 

こちらにも転載いたします。

 

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練習する子の育て方

 

 「心地よい音楽との付き合い方を作ることがひとつのゴール。」

 


ピアノレッスンのゴールはどこにあるのだろうと、

 

時々考えます。

 

 

ピアノを習うのは、弾けるようになりたいからで、

 

ピアノが弾けたら楽しそうだという憧れを抱いて、

 

子どもたちは体験レッスンにやって来ます。

 

 

けれどもいざレッスンを始めてみると、

 

いつまでも続く同じような道の中で、

 

飽きることも面倒くさくなることも出てきます。

 

 

実際ピアノどころではない忙しさに、

 

忙殺されることもありますね。

 

 

時間も体力も限られていますから、

 

そこでやめるのも一つの選択で、

 

選んだ道を歩んでいくことがその子の正解なのだと思います。

 

 


一方でやめずに続けていくと、

 

やがて見えてくるものがあるようにも感じます。

 

 

それは、ちょっと堅苦しい言い方をすれば、

 

その子にとってのピアノの意味や価値です。

 

 

もちろんそんな難しい言葉で、

 

何かを発見するということではなく、

 

ただ生活のどこかに、

 

ピアノが位置づくという感じなのですね。

 

 

おそらくそれは、

 

自分にとって心地よいピアノとの関わり方が、

 

出来たということなのだと思います。

 

 


そんな生徒さんたちを見ていて、

 

自分にとって心地よいピアノとの関わり方を見つけることが、

 

レッスンのひとつのゴールなのかもしれないと思いました。

 

 

音楽のジャンルはたくさんあって、

 

今はその関わり方も多岐にわたっていますから、

 

皆が同じ方向を向いて、

 

同じような音楽の、同じような高みを目指す必要はありません。

 


そう考えると、

 

「ピアノが弾ける」とは、

 

「自分の望むようにピアノと関わって楽しめること」で、

 

心惹かれる音楽を、

 

ピアノで表現することを楽しみ続ける力が、

 

つくということかなと思えてきます。

 

 


「自分の望むピアノとの関わり方」というものは、

 

最初から出来上がっているものではありません。

 

 

小さい子どもでも、

 

ピアノへの漠然とした憧れは持っていますが、

 

やはり現実的ではないのですね。

 

 

自分はどんな風にピアノを関わりたいのか、

 

という意志のようなものは、

 

音楽の基礎、ピアノの基礎、音楽の感じ方や表現の仕方を、

 

学んでいく中で作られて、現実化していくものだと思います。

 

 


レッスンで学ぶのは主にクラシックですが、

 

長い歴史の中で色あせることなく息づいてきたクラシックには、

 

人間の普遍的な美意識が反映されています。

 

 

その感じ方を学んだり、

 

感じたものを表現するテクニックを学んだりすることは、

 

どんな音楽を楽しむ上でもおそらく有益です。

 

 


毎日の練習を積み重ねていく過程を通して、

 

自分にとって心地よいピアノとの付き合い方を見つけて、

 

自分の望む音楽を、

 

望んだ通りに弾いて楽しめる力がつくまで、

 

もし時間と体力が許すなら、続けていけたいいですね。

 

 

そしてもちろんその先には、

 

さらに音楽の深さを感じたり、

 

そのためのテクニックを身に着けたりといった音楽の道はあって、

 

レッスンは続いていくのです。

 

 


練習を通して、ピアノが弾ける喜びと自信をさらに大きく育てましょう!(^^)!
 

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HPに掲載しております。

 

練習する子の育て方2024年

 

 

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